【学マス】学園アイドルマスター GOLD RUSH 第5話 備忘録【ゴルラ】
前回のあらすじ
底辺の星かと思っていましたら~
ビリのドンケツのままでしたわ~
チクショーですわー!!
退職ラッシュ
倉本家での初仕事を終え、次の仕事に挑むことね。
手始めに カニ怪人に扮し蹴られる仕事 ヒーローショー兼ダンスレッスンをこなしたものの、アイドルの仕事っぽくない現実と思い描いていた理想とのギャップに悶え苦しむ。
比較的ツッコミ役に回ることが多いものの、前回の千奈のようにリアクションがそのままギャグに繋がりやすいことね。扱いがネタ寄りになりつつあるが、彼女も『ギャグ堕ちの向こう側』へ行ってしまうのだろうか?
その後も仕事は続き、わんこそば大食い対決、ビラ配り、障害物競走の収録、宣材写真の撮影など、内容は多岐に渡る。最終的にはこれまでのバイト代と釣り合うだけの儲けを得られたようだ。
そうして順調にキャリア(?)を積み上げ、トップアイドルに近付く一方、これまでの職場との別れも並行して描かれていく。
別れのハグを求められたり、惜しまれながらも花束を手渡されたりなど、彼女の愛されっぷりが伝わってくる。何か一つ違っていれば、ことねは職場のアイドルとして生きる道を選んでいたかもしれない。
(これは筆者の勝手な願望かつ唐突な好きな演出発表なのだが、今後彼らがことねのドームライブでサイリウムを振るシーンがあるといいなぁと思っている)
未来への暗示
ことねの退職ラッシュがひと段落し、二人は電車で移動を始める。視点はそのまま犬束Pへと移り、ことねのソロ曲と、次のステップである『ライブ』を意識する様が描かれる。
このソロ曲が既にある『世界一可愛いわたし』なのか、単行本と連動させる新曲なのかは現時点では不明だが、聞き覚えのない曲を作中で披露しても読者が乗れなさそうなため、無難に前者が来ると予想している。
犬束Pが未来に思いを馳せる一方、ことねは抜け目なく自身の収入を計算しており、稼ぎ過ぎによって発生する税金の心配を始める。最近なにかと話題の『年収の壁』というやつだ。
それと同時に、ここまで稼がせてくれたのは間違いなく犬束Pのお陰だと振り返り、隣で眠る彼女に感謝の言葉を述べるのだった。
直後に挟まる演出は個人的にかなり好きであり、映写機のフィルムを彷彿とさせる車窓で過去を振り返りつつ、列車が未来行きのレールに乗った(ことね達が前進している)ことを暗示しているようだと感じた。
ちなみに、保険の話は授業でも登場している。冒頭の着ぐるみショーも親愛度コミュ5話で確認できるため、元ネタ探しで学マスの世界を深く理解する楽しみ方もまた一興だろう。
※11/14追記※
改めて読み直し、気になった点を書き加えておく。ことねが気にしていた年収の壁だが、第1話での描写を踏まえると、130万超えを恐れていたのではという推理だ。
細かい話は有識者が現れることを期待して割愛するが、勤労学生控除などを駆使すればギリセーフなのかもしれない。
さて、話は変わるが、読者の方々は”列車”や”レール”と聞いて何か思い出さないだろうか?
ん…?
まさかとは思うが、今回の話は奇遇でもなんでもなく、十王星南の登場を暗示していたとでも言うのだろうか?
いずれゴルラ内でも星南と直接対決する日が来るのかもしれない。我々調査班は、今後も動向を注視していくことにする。ちなみに筆者はことてまが好きだ。
リベンジマッチへ
話は本編に戻り、ことねの独白で終わると思われた感謝の言葉はバッチリ本人に聞かれており、いつものニヤけ面でからかわれてしまう。
一通り楽しんだ後、商店街のバイトも辞めるよう指示する犬束P。それに対しことねは、商店街には長く世話になっており、何も返せないまま辞めることはできないと突っぱねる。
しかし、犬束Pも諦めない。彼女は自身の心中を吐露し始め、1話の商店街ライブを通してドームに立つ未来のことねを幻視したことを打ち明ける。その上で、こんなにも輝いた原石が日の目を見ず埋もれている現状はもったいないとも語る。
勢いそのままに「君をドームへ連れていく」「商店街の人たちに大手を振って見送ってもらおう」と激励・説得の言葉を重ね、リベンジライブ開催を宣言したところで5話は終了となる。
正直に言うと驚きを隠せていない自分がいる。展開そのものは王道的で実に面白いが、その方針へ舵を切るには犬束Pの性格がネックになると感じていたからだ。
序盤の展開に対するお気持ち表明が影響し、テコ入れが入ったのではないか?と邪推してみたが、『過去がほとんど明かされていないミステリアスな女が実は強い情熱を秘めていた』という設定もよくあるため、ある程度計算された展開ではないかとも考えている。
なんにせよ、二人の過去編を見ないことには判断がつかないため、ひとまず静観に徹する。これも勝手な妄想なのだが、犬束Pはうまく笑うことができない事情を抱えており、ことねから笑顔を分け与えられたことに恩義を感じているのではないかと考えている。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?