【学マス】学園アイドルマスター GOLD RUSH 第3話 備忘録【ゴルラ】
前回のあらすじ
久々に再会した近所のおねーちゃんは天才Pでストーカー!? ~アタシは数日休めばA判定取れちゃうし授業料免除されたけど、花岡ミヤビは大丈夫?~
ことねのライフスタイル
冒頭のシーン。
2話の流れがそのまま続き、授業料免除(によって浮いた70万)に浮かれることね。儲けの機会を与えてくれた犬束Pにも尻尾を振っている。自分に利益をもたらしてくれる存在には滅法弱いようだ。
金は人を狂わせると言うが、ここまで唯唯諾諾だと将来破滅しそうで心配になる。手綱を握っているのが近所のおねーちゃんなのがせめてもの救いか。
お姉様こと犬束Pに更なる休息を命じられ、ことねは徐々にバイトを減らしていく。日中にベッドで横になる余裕も生まれたようだ。
それまでの彼女の生活はというと──
中々にイカれたスケジュールである。
放課後は22時までバイトし、以降は深夜3時まで自主練していたということだろうか?
前回の記事でストーカー規制法に触れたが、青少年育成条例についても講義した方がよさそうだ。20時に就寝して朝4時にランニングする生活の方が幾分かマシに見える。
ことねの武器
その後、持て余した暇な時間を有効活用すべく、ことねは無断でアイス屋のバイトを入れる。が、結局犬束Pに見つかってしまう。
バイトを放り出して追いかけることもできず、ことねは遅くまで働いてから帰路に就く。
道すがら家族と連絡を取り合うシーンで、実家の困窮具合や、ことねが親兄弟に愛されている様子が垣間見える。
一方の犬束Pはと言えば、自身のプロデュース方針をバカでも思いつくものだと反省しつつ、ことねの武器である"強さ"と"優しさ"を生かすプランへと切り替える。
一連の流れを咀嚼・反芻してみたが、バイトに執着する理由と武器のくだりがイマイチ頭の中で結びつかなかったので、少し掘り下げてみる。
常に明るく気丈に振る舞い、誰かの期待に応えようとするのが、ことねの武器(強さと優しさ)だと筆者は解釈している。責任感が強いとも言い換えられるかもしれない。
つまり、(強く優しいので)責任感も強い→バイトのシフトに穴を開けるのも躊躇う→辞めろと諌められてもバイトを続ける(執着を見せる)という論法が裏で働いてるのではと推理している。
それ以外にも、家族への仕送りを欠かさないなど、強さと優しさの説得力になる描写が為されている。家族にラクをさせるため、バイトを辞められないといった事情もあるのだ。
余談になるが、諫めるは基本的に目上の人間に対して使う言葉である。パワーバランス的には犬束Pの方が上なはずなので、諭すと表現するのが適切だろう。
次なる仕事へ
寮に帰宅したことねに合流する犬束P。
奇妙な儀式を前にし、『あー、こいつカネが好きなだけだわー。学生がバイトに執着する理由なんてそんなもんだよねー。深刻に考えてたのがバカらしーわー』と呆れ気味。
元気が出るおまじないの元ネタは、YBBことねのPアイテムからだと思われる。
気を取り直し、次の仕事を取ってきた旨を伝え、倉本家に訪問するところで3話が終了する。
今回の話を見るに、アイドルの仕事を通じて能力を伸ばすだけでなく、ことねの市場価値を引き上げる思惑がありそうだなと筆者は推察している。
その足掛かりに選ばれたのが千奈である理由だが、メタ的なことを言ってしまうと、親友(になるはず)である同じ2組の篠澤広との架け橋となってくれる存在が欲しかったのだろう。
ユニット結成への布石も打たれており、ページは減っているものの、満足いく内容であった。
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