リアルアキバボーイズの公演は二度と行かない話。

10年前のニコ動時代に大好きだった、RAB。
その単独ライブが2024年10月04日(金) 武道館にて行われるという事で、
リアルアキバボーイズ日本武道館-レペゼン秋葉原-
を3万払って見に行き、感じた事のお話。

① ダンスが下手すぎる

最初から最後まで、ダンスサークルの発表会でした。
ラインは揃っていない。一部メンバーはダンスを覚えていないのか、ワンテンポ遅れている(目線が前を向いておらず、他のメンバーを見ている)。

初期メンバー5人は40歳を迎えているため、体力的に限界かもしれない。
だが、ダンスグループを見に来ている以上、1つ1つの内容を高めてほしかった。

正直オリンピックのブレイキン1試合見てるほうが満足度は高めである。

② Youtuberファンに向けた内容/演出ばかり

最初に各メンバーのプロフィールや得意ダンスの紹介など、個々人にスポットを当てた選出があると思っていた。
新メンバーが入ってからはほとんど動画を見てないので、どういうグループになったのか気になっていたからだ。

しかし、実際はメンバーの名前を大型ビジョンに出したのみ。
演出が既存ファン向けでしかなく、なぜ龍登場で会場が湧いているのか全くついていけない。

しかしMCで「新規のファンを増やしたい」という発言。
新規ファン増やしたいなら、きちんとした演出をするべきである。

終盤チャカさんが登場してメンバーが騒いでいたが。
新規ファンは、急に出てきたピンクのおっさんがセンターで踊って理解できないと思う。

③ 意味のない大型ビジョン/センターステージ

正面にビジョンがあるが、コンサートのような映像/歌詞が流れるばかり。
ダンス公演じゃなく、バックバンド公演でしたっけ?
RABはバックダンサーでしたっけ?

また、センターステージに関してもほぼ活用せず。
全公演で使ったのは20%も満たないのではないか?
センターステージなくして、その分多く/近くに客席を配置するべきだと感じた。

④ メッセージ性皆無のダンス達

ニコ動時代はその楽曲/アニメのテーマに沿ったダンスを取り入れていた。
今回はそのようなメッセージ性はない。
ただ流行りの曲にそれぞれワンパターンのダンスを取り入れているだけ。

例をあげると、ドラゴンはエルボースピン/ムラトミはヘッドスピン/とぅーしならタップダンス。
同じ技しかしないから中盤以降見どころがなく、ただただ苦痛だった。
せっかくの武道館での公演、ミスを恐れず大技にチャレンジしてみる、そういう演出はなく安定志向で残念でした。

⑤ とぅーしの「半年間見てください」

怪我をしていたとの事で、完治してダンスに復帰できてよかったです。

が、その休養期間、半年間色々考えた自分を見てくださいとMCで期待を煽って、結果いつもの手のダンスを見せられた。
何のための半年間だったのか、ただ怪我で休養してただけだったんですね、と感じる10分間だった。

⑥ 「仕事ですよ」発言

MCで終始「これ仕事ですよ!」という発言。たしかにメンバーは仕事かもしれない。
けど、楽しませる立場の人たちが「お金」のためにダンスを踊っています発言は、残念としか言いようがない。

結局はYoutuber

結局このRABという存在はYouTuberに成り下がったんだと。
オタクがニコ動で、オタクを楽しませていたグループは居なくなったんだと。

公演中、YouTube撮影するから、とセンターステージで客に背を向けて踊りだした時は「え?客に3万も払わせて、さらに自分達のお金稼ぎのための動画撮影するの?」という感想。

ただのYoutubeファン向け公演でしかなった。

ダンスとして見るなら他の公演のほうが良い。
今後機会があっても二度と行く事はないだろう。

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