日記38 2023_0305-0311
こんばんは。週に1記事、もしくは2週に1記事くらいのペースでざっと日々の出来事や雑感を書いてます。すっかり春めいた1週間。〇〇めいたってなんかいいよね。
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20230305(Sun)
とても、とても悲しくて、とても寂しいことがあった。
頭がぼーっと、ぼんやりしていたので少し寝た。とりあえず日記をまとめた。先週はたくさん飲み会があって楽しかった。ありがたい。料理をした。セブンイレブンの絹豆腐はとても柔らかくて、いつも以上にフワフワな白和ができた。自分はあまりフワフワしていない方が好きだと知った。湯船に湯を張り、しっかり身体をあたためる。スケッチをする。日記を書く。ほぼいつも通り、1日は流れる。
自分はちゃんと悲しんでいるのだろうか。ちゃんと寂しいのだろうか。不安になる。
静寂が嫌でラジオを流す。かが屋がおもしろい。長岡さんが心地いい。ほうれん草の葉に隠れて見えていなかった親指を切ってしまう。血が流れる。涙ではない。絆創膏が見当たらず、ティッシュを当ててマスキングテープを巻く。今の自分にとってはちょっと鮮やかすぎる、黄色いマスキングテープ。
とても悲しくて、とても寂しい。はず。
20230306(Mon)
仕事終わり、予想通りなにも手につかない。こういうときは小説がいい。友達と、好きな俳優さんがたまたま同じタイミングでSNSに投稿していた作家さんの新作を読み始めた。静かに別の世界に没頭する。何かヒントみたいなものを得られるかもと少し期待しつつ。
20230307(Tue)
ドラマ『大奥』の9話を観る。ラストの吉宗(冨永愛)と家重(三浦透子)のシーンがすごかった。「役に立たないから死にたい。裏を返せば、生きるなら人の役に立ちたい。」シンプルな言葉だけれど、迫真の演技によってかなり鋭く、重みのある言葉に進化していた。演技による言葉の進化というものをこんなに感じたのは初めて。いいシーンでした。
20230308(Wed)
体力が尽きて、ウトウトして、なにも手につかなくなる。そんな時は机に突っ伏して15分ほど眠る。それだけで、回復して、スッキリして、また手がけられるようになる。この一連が好きだ。
もう少しスケールアップして、生活レベルでの、この一連を自分の中で構築できたらいいのになと思う。
20230309(Thu)
川上美映子『黄色い家』を読んでいる。読み進めていくうちに、(お金に拘ったり困ったり、縛られてしまうのは、孤独だったり没頭がなかったりが原因で生じることなのかなあ。)などと思う。結構重要な気づきかもしれない。
20230310(Fri)
仕事終わりに友達と飲みに。メンタルズタボロくんだったけれど、ヘラヘラと話をしてだいぶ楽になれた。ありがたや。
追い込まれた状態で友達に会い、怒ったり泣いたり、感情を露わにして、ぶつかったり励ましあったりする。そういうシーンはドラマや映画でよくあって、たまに憧れたりするけれど、自分は多分それができない人間で、あまり必要もなくて、波風控えめでちょっとへこんだり反省したり笑い合ったりして、ゆるやかにスッキリしてちょっと変わるくらいが一番心身にいいなと思った。
初めて食べたジーマーミー豆腐がほんのり甘くてほんのりもちもちで美味しかった。
20230311(Sat)
当時の感覚を忘れてはいけない日。街の様子が、なんとなく自分にいろいろを与えてくれるからという理由で松島と女川町に通っていた時期があったのだけれど、しばらくいけていない。また行きたい。
本を読んだり、床に敷いてあるキルティングに横になってウトウトしたりして過ごす。夜、ふと映画を観に行こうと思い気になっていた映画の上映情報を調べてみる。池袋の「シネマ・ロサ」という行ったことのない映画館での上映があると確認。チケットは当日、受付でのみ購入可能とのことで、その形式がなんとなく今の自分に都合がいいような気がして足を運ぶことを決める。自転車で片道30分。上映開始にギリギリ間に合うかというタイミングだったのと、支度をするのがめんどうだったのとで、部屋着のまま、上着だけ羽織って向かった。最寄りのコンビニに出かけるように足を運んだ池袋という都会。不思議な感覚だった。ハレがケに溶け込んでくる感触。自分の居場所での生活が、拡張したような、侵食されたような。怖さと高揚のどちらもがあった。
映画『ひとりぼっちじゃない』を鑑賞。波風のない、静かで、平面的な描写が最後まで続く。けれど人生や感情は大きく変化する。けれどもあくまでずっと緩やかで穏やか。スポンジみたいだなと思った。お目当てだった河合優実さんが最高で、しっかり射止められた。
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