日記48 2023_0514-0520
こんばんは。週に1記事くらいのペースでざっと日々の出来事や雑感を書いてます。
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20230514(Sun)
朝起きて掃除、洗濯、日記打ち込みを済まし、作り置きをこさえる。日曜日のルーティン。
話題のドラマ「サンクチュアリ」を観た。続きが気になって止められない。ずっと興奮していられる。泣ける。痺れる。ちゃんです。特によかったのが猿谷の断髪式のシーン。その形式。同じ方向を向いている。向かい合うことはなく、背中で語理、背中に語る。その渋さ、かっこよさ。敵とは土俵で差し向かい、仲間とは同じ方を向くということ。口で多くは語らないということ。そういった古いとされ、時には悪いとされるようになった人と人との関わりの構えを、真摯に描かれていた。最高の作品でした。
20230515(Mon)
疲れていたので我がユートピア「くら寿司」へ吸い込まれ、晩飯を食べる。愛してやまない「揚げたい焼き」が戻ってきていて歓喜。大切に頬張る。
情熱大陸の建築家・永山祐子さんの回を観る。永山さんは、自分が建築への道を選びたてのころ(大学の中退を決めたあたり)の時に、感化された建築家の1人で、当時表参道のGYREで行われていた永山さんの展示に際したご本人のトークイベントで、まったく整っておらず勢いだけの思いの丈を記した手紙を渡したことを急に思い出した(視聴するまで忘れていたことに驚いた)。ご本人の美貌も相まって(その時は作品しか知らなかった)、自分はまったく比喩ではないラブレターを渡すのだと、めちゃくちゃ緊張した。人生で唯一のラブレター体験。映し出された永山祐子建築設計の様子は、怒りや恐怖とはかなり距離がおかれている印象で、好きとか楽しいによる軽やかな流れみたいなものが漂っていてとてもいいなあと思った。色眼鏡で見てはいますもちろん。元気が出た。
20230516(Tue)
講義の質問からはじまる恋があったな素敵なだとふと思いついた。ほんとにふと。
講義最後に設けられた質疑応答の時間。まず自分が質問をする。教授とのラリーを終え、次に指されたのは、自分より後方に座る女の子。自分の質問内容を絡め、より理解を深めていくような質疑を重ねる。「前の方の内容と重複するのですが…。」なんだか親近感というか連帯感みたいなものを感じて、自分はその女の子と教授のラリー中に勇気を出して後ろを振り返る。声しかわからなかったその女の子を認識する。次の週の講義でその子を探して近くに(隣ではない)席をとってみて…。
自分はなにをしているのだろう。
20230517(Wed)
アニメ『スキップとローファー』の6話を観た。めちゃくちゃによかった。みつみちゃんと志摩くんの仲直りのシーン。みつみちゃんの”顔の赤らみかた”がすごくいい。これは作品全体を通して言えることで、みつみちゃんを表現するのにアニメならではのフィクションの記号を施した表現がふんだんに使われているタイプなのだけれど、この表現がみつみちゃんというキャラクターの魅力をのびのびと爆発的に引き立てていてるように感じる。
それからセリフ。「ごめんね。至らず。」がすごく好きだった。5話の「すごく、練習して、上手になったんだなってわかるよ。」も好き。これらは「至らなくて。」や「わかったよ。」ではダメで、「至らず。」と「わかるよ。」だからいいのだと感じた。なぜなのかは上手く言えないからこれから考えながら観ていく所存なのだけれど、声優さん(黒沢智代さんー!)の演技も相まって、言葉の終わりのすっと抜けていく軽みのようなものが、みつみちゃんに合っているのかなと思う。
あとオープニングも最高。みつみちゃんと志摩くんのダンスが素敵で可愛くて幸せで、最後のみつみちゃんの笑顔にはみつみちゃんというキャラクターの魅力が超濃密に凝縮されていたうるっときてしまう。ダンスの振り付けについて調べたら『菅尾なぎさ』さんという振付師の仕事で、かぐや様の『チカっとチカ千花♡』、日向坂46『一番好きな小説のタイトルを思い出せない』(ひなのちゃんのソロ)、ドラマ『お耳に合いましたら』ED、Cady・Lee(李)「異星人と熱帯夜」MVという好きな作品の振り付けが芋蔓式に出てきて、久しぶりに「あれもこれもこの人だったんかー!」の気持ちよくてちょい畏怖を味わえた。
とにかくアニメ『スキップとローファー』、いいです。”みつみちゃん×黒沢ともよ”という
至高の脳内再生を獲得したので、これを携えて原作も読みたい。
20230518(Thu)
ゴミ出しをした。可燃ごみ用の大きな密閉型のダストボックスを開けると、業者さんが前回回収しなかったゴミ袋がひとつ残されていた。小さな紙が貼られていて、不燃ごみと生ごみに丸がついている。この類のとり残されたゴミ袋はたまに目にする。なぜか今日はやけにその存在が気になった。この残されたゴミ袋はこのあと、誰によってどう処理されてるのだろう。出した本人が気づいて再分別する可能性は低いだろうな。おそらく管理人さんみたいな誰かが処理するのだろう。けれどもそのゴミ袋にある一時的な途方のなさみたいなものが、
そしてそこに自分の知らない時間が存在することがいつもより気になった。
続けて資源ごみ。ビン用のコンテナに目をやると、15本くらいのキリートレモンの小瓶がすべて立てて並べてあった。これは誰かのためではなく自分の納得のためだけの律儀さというか丁寧さだよなあとか思いつつ、自分も数本のビン(チョコラBB)を投げ入れずに立てて並べてみた。キリートレモンを習慣的(かどうかは定かではない)に飲んで、捨てるときにわざわざ立てて並べる人のお肌は多分綺麗だ。
20230519(Fri)
久しぶりにSound Cloud沼にハマってしまった。Remix - 二次創作に溢れる世界が楽しすぎる。本日はアニソン領域を掘り漁りました。
20230520(Sat)
湿度と気温がちょうどよくて穏やかな土曜日。
何かをつくるという姿勢を複数的にとることで、みるモノに対する構えが引き締まり、生活にハリが生まれる。そんなことを実感して嬉しかったりした。生活楽しむレベルはどんどん上げていきたい。
夜は『THE SECOND』を観た。応援していた囲碁将棋の最高のネタを2本も観れて最高。準決勝で敗れてしまったとき、結果が発表された瞬間に勝った(自分を打ち負かした)ギャロップの2人に綺麗にお辞儀をする文田さんが素敵だった。こういう人を好きになってしまうよね。
決勝のマシンガンズvsギャロップ。結果としてはプロとして精度の高い、かつ構成が大胆なネタをしっかりやり切ったギャロップが大差で優勝。圧巻だった。ただ自分としては、まさか決勝まで進むとは思っていなくて3本目のネタをしっかり用意していなかったというマシンガンズが見せた、ほとんどその場でつないで生まれた漫才がすごくよくて感動した。やっぱり自分は、1つのことをとことん極めている堅いプロ性よりも(これももちろん大切)、なんでもサッとこなせるような柔らかくて器用なプロ性をかっこいいと思うのだとわかった。
大会締めのギャロップ毛利さんの「最近(劇場の)出番が減ってきてて、それが悲しくて。これで出番もらえるでしょ?」という言葉が、謙虚で貪欲で哀愁と熱があって最高だった。いい大会でした。