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日記51 2023_0604-0610
こんばんは。週に1記事くらいのペースでざっと日々の出来事や雑感を書いてます。
ジメジメ。
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0604
昨晩夜更かしして朝方5時頃に眠ったので、お昼前まで眠る。眠る直前に1リットルほどの水を飲むという、友達に教えてもらった技のおかげで酒は残っていない。この時間まで寝てしまうと、1日中だらだらになってしまうことがほとんどだったけれど、いまの自分には料理と日記があって、それで持ち直すことができた。習慣の効能。
「どうする家康」を観る。鳥居強右衛門の回。美しいなと想いを寄せる人の記憶に残る自分という人間が、どうで在りたいか。その想像に突き動かされた強右衛門の最期は本当に強くかっこよかった。
そんないいものを見せられて、自分にちょっと切なくなりつつ今日は日を跨ぐ前に眠りにつく。
0605
「蛙化現象」という言葉が若い人のあいだで流行っているというニュースを見た。抱いていた好意や欲望が、ある瞬間に強烈な嫌悪に裏返る現象のことを指しているらしい(辞書的な意味はもう少し込み入っている)。馴染みのない言葉だったし、馴染みのない心情だった。真逆とも言えないが、逆に近しいことならあるなと思う。それほど好きではなかった母のうま煮が、ある時を境にとても好きになって、大好物だったチンジャオロースを越えたタイミングがあった。裏返りの原因となる決定的瞬間があったわけではないけれど。
これから先、蛙化現象は自分の身に起こるのだろうか。好意や欲望が嫌悪に裏返る。怖いことだなと思う。
0606
アハ体験みたいなものを味わった。自分は前髪をかき上げるタイプの女性に対して本能的に苦手意識を抱いてしまうというか、こう、身構えてしまう感覚がある。そして髪型で、昔から大好きなのは、前髪ぱっつんボブ。前髪は重いほどいい。これについては本能的に揺るがぬ愛。“前髪かき上げ”と”前髪ぱっつん(重め)”。これらは、きれいな対置関係にあるのではないかと気がついた。自分の感覚に「あ!」と合点がいった瞬間だった。もし、前髪をかき上げる重ため前髪ぱっつんという人がいたら、自分がどんな感情を抱くか知りたいので教えてください。
0607
夜まで暑くなってきた。自分の蚊取り線香愛に季節が追いつきつつある。
ぼーっとしながら生きていた。危ぶまれる実存。考えごとをするでもなく発見をするでもなく、かといって忙殺されているわけでもなく。よくないなと思いつつ、たまにはいいやと思い直りする。
0608
インスタグラムにアップされたストーリーをぱぱぱと流し見していた。書くまでもないがインスタのUIは1度ストーリーを見るとそのアイコンの縁の色が白に変わり、更新すると後ろへ移動される。けれど今日は、長濱ねるさんのストーリーを何回見ても縁がピンク-オレンジのまま手前に居続けるというちょっとしたバグが発生した。長濱ねるに駄々をこねられているかのような最高のバグだった。
0609
最近久しぶりに、前のめりで難解な哲学系の文章を読んでいるのだけれど、流し読みではとても理解が及ばないので、文章に傍線やら括弧やら丸やらの記号を書き込みながら読み進めることになる。この作業が好きであることを思い出す。センター試験の問題を解く際、いかにいい感じに記号を書き込むことに重心を置いていた。本番の成績は思い出したくもない。
週末に作り置きをした、水菜と牛蒡の白和えが、5日目でも美味しい。輪切りにした人参と、いい感じに立方体に切れた絹豆腐の味噌汁がきれいだった。
0610
自分のこれまでの作品や興味関心をプレゼンする機会があった。自分の中で改めて整理ができてよかった。「面白いね」という優しくて強い言葉をもらえてとても嬉しかった。がんばろう。
作業を終えて夕方から友達とご飯。優しい計らいで、女性を紹介してくれるとのことで3人で。とても楽しいひと時だった。ありがたやです。
帰り道、(生き方に力が入りすぎているなあ…)とふと思う。仕事とかお金とか結婚とか。幸せとか。力みすぎてしまっているとき、どうすればいいんだっけ。柳の木が頭に浮かぶ。おばあちゃんが枝垂れ柳の花火が好きだと言っていた。自分も大好きになった。(誰かと花火大会に行きたいな。)と思った。久しぶりに思った気がする。この願いは今の自分にとって、力まずして叶えることは難しいだろうから難しい。