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日記59 2023_0730-0805

こんばんは。週に1記事くらいのペースでざっと日々の出来事や雑感を書いてます。
8月。8月は葉月というのがなんとなく好き。


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写真はその週に撮ったものを1枚。夕焼け高田馬場。

0730
西加奈子さんの小説『サラバ!』を読み返した。初めて読んだのは忘れもしない、2020年の春。前に読んだときに引いた線、貼った付箋を見て、その時の自分の残り香を感じる。共感したり、できなかったりする。変わら(れ)ないところも、変わっ(てしまっ)たところもあるのだ。読み進めていくと小説にも同じようなことが書いてあって驚いた。
自分が信じているものはなんだろう。上手く言えなくて歯がゆい。でも信じたものを表現するという闘いは、絶対に辞めたくないと思った。
また救われた。

0731
寝返りを打つと部屋の熱気で生あたたかいタオルケットが、とても優しく包み込んでくれているようなかたちに、たまたま納まって、幸せな気持ちで眠ることができた。

0801
いつからか定期的に現れるようになったセブンイレブンの『エリックサウス監修 ビリヤニ』。680円。これがマジでヤバい。
“マジでヤバい”という言葉。連発すると薄っぺらいやつになってしまうという思いがあって、でも嫌いではないから、溜めて使うようにしている。たぶん、2023年は初めて使うと思う。
それくらい、マジでヤバい。

0802
ドラマ『拾われた男』を観た。ずっと観たいと思っていたのだけれど、ディズニープラスに入会するのが億劫で観れていなかった。けれどもこの間の土曜日に聴いた長岡亮介さんのラジオのゲストが仲野太賀さんで、話している感じもやっぱり2人とも好きだなあと思い、その2人が作ったドラマなんだよなあとなり、ついに観た。観てよかった。グッと惹きつけられて、のけ反って笑って、涙を流せた。ある人の人生が、他人をこんなふうにまでさせてしまうことがものすごい。すごいなあ。

0803
なかなか寝付けなくて、暗いドロドロした沼に入ってしまわないように気を付けて、何かくだらないことに頭を使おうと、自分はたまにふと、(結婚式には”しんぷ”が多いよな)と思うことを思い出した。この”しんぷ”を極限まで増殖させた結婚式を想像する。神父さん。新婦。新郎ではなく新夫と呼ぶ。父親ではなく親父。会場も演出もできるだけ装飾や脚色は控えて簡素に(シンプル)。馴れ初めのムービーはシンプソンズ調で。食後のデザートは今までありそうでなかった初めて見るプリン(新プリン)。新夫が自ら作詞作曲した曲を新婦に送る(新譜)。式の終盤にはMr.Childrenの『Simple』を流してしんみりいい空気に。家族や友達にはプルプル震えて泣いてもらう(身プル)。ラストにスーパーサプライズで庵野監督につくってもらったショートムービー、プリキュアのリメイク作品を上映(シン・プリキュア)。畳み掛けるようにダメ押しのサプライズフィナーレは、親父新夫新婦親父親父によるパフォーマンス『シンデレラガール』(シンプリ)。
満足して眠りについた。

0804
父と母がたまに2人で旅行などお出かけしているようで、最近はその様子を知るのが嬉しい。
本や映像の作品から受け取る言葉は大切。けれども信頼している人から直接もらえる言葉は温もりがあってまた特別だ。
田町で友達と飲んだ。楽しくて真剣な、いい時間だった。田町が意外にもとても素敵な飲みの街だった。

0805
映画『響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト~』を観た。また北宇治高校吹奏楽部の物語をアニメで観ることができて最高。みぞれちゃんが可愛くて最高。
夜は先輩と飲み兼打ち合わせ。こうやってラフに楽しくものをつくる話をできるのは幸せなことだ。大学から推し続けている先輩に短髪を褒めていただき打ち上げ花火になれるかと思った。

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