「課題意識を持つ」ということについて
先日チーム内で到達したい未来に向けてどのような戦略で戦っていくかということを話す合宿(日帰り)を行いました。
その中でちらっと話に出た「課題意識を持つことが大事だよね」という話になりました。
今回はその「課題意識を持つ」ということはどういうことなのかということについて書きたいと思います。
そもそも課題とは何か?
色々なシーンでよく「課題」って聞きますけど、それってそもそも何なのでしょうか。
私は哲学を勉強していたときの癖で、その言葉が指していることが何かを正確に理解するところから始めたくなってしまうタイプでして、少し調べたところ課題とは下記のようなことだそうです。
ちょっとむずかしいですね。
もう少しわかりやすくしたものがありました。
(全文はこちらで。)
ブタ君のダイエットの話がとてもわかりやすかったです👇
つまり適切に問題を把握できなければ、課題に到達できないということです。
「課題意識が足りない」ということの原因には「問題発見能力が低い」ということがありそうです。
問題発見能力を高める
それでは問題発見能力を高めていくためにはどうしたら良いのでしょうか?
問題というのは「目指したい姿と現状とのギャップ」ということだったので、やるべきことは2つあります。
1つ目は「目指したい姿を正確に理解すること」です。
ゴール状態を鮮明に描ければ描けるほど、現状との相違点(=問題点)を明確にすることができます。
反対に目指したい姿が曖昧だとそこに到達するまでに必要なことも曖昧になってしまうため、問題点が発見できなかったり、発見できてもぼんやりしか捉えられなかったりして、課題に到達できなくなってしまいます。
もう1つは「現状を正確に理解すること」です。
社内のメンバーとも話をしているとこの部分が案外難しいのかな〜と感じます。
なんとなく問題っぽいことはわかっても現状を正確に理解できていないと本当の問題にたどり着けず、その後の課題にたどり着けません。
現状を理解することが苦手な人におすすめしたいのが「分解する」ということです。
例えば、「商談数が足りない」ということに関していうと、
必要なCV数はそもそも足りているのか
どの経路からどの程度CVが来ていて、経路別のアポ獲得率はどうなっているか
CVから経過日数別のアポ獲得率の変化はどうなっているか
接触方法別(電話、SMS、メール)のアポ獲得率はどうなっているか
商談化しやすいCVの傾向はどうか
長期連休とアポ獲得率の関係はどうなっているか
曜日別のCV数と商談設定数の関係はどうなっているか
などのような感じです。
上記のように「商談数が足りない」という現状を正確に把握した上で、
①その現状に対して目指したい姿から考えると、その間に発生しているギャップは何か(問題)
②ギャップを埋めるためにすべきことは何か(課題)
と考える必要があります。
問題を発見する能力を高めるためには、正確に現状を把握する能力が非常に重要になるわけです。
「何でこうなってるんだろう?」と常に考え続ける
この問題発見能力は習慣によって自分の思考や行動をを変えないと向上させるのが難しい能力だと思います。
特効薬のようなものはないので、常に「どうして今これはこうなっているんだろうか?」ということを考え続け、現状を正確に理解する癖をつけることが重要です。
ちなみに経済産業省が掲げている「人生100年時代の社会人基礎力」にも似たようなこと書いてあったので、これから長く働いていく上では非常に重要な能力になると言えそうです。
日々思考と行動を習慣づけることで問題発見能力を高め、課題意識を持てるようにしていく必要があります。
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