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[育休12/150日目]10年前の私たちへ

私は自分の体から人間がズルッと出てくる、つまり出産の終わりの終わりまで、
想像できてなかったことがある。

それは、子育てという10年から20年、いや自分が母から
この年になっても小言をたまに言われることを考えると、30年か続く、自分が関わる最長プロジェクトの担当者に自分がなるということ。

結婚してなんとなく、20代のうちに一人は産むかと思って妊娠したのだが、
それだって壮絶だった。けど何より自分のあそこから
本当に人の形をしたエイリアンみたいな新生児が出てくるまで、
そこがゴールだと信じていたのだ。

自分の兄弟、年が近かったからかなあ。例えば小学生くらいの時に妹とか弟が生まれたりすると、リアルな育児、見れるやんな。っていうか世の中に
赤ちゃんと関わる機会少なすぎん?
そのせいで、私は自分を待ち受けていた「20年プロジェクト」が想像できてなかったんちゃうかと思う。

妊娠する前、いや、生理が来たくらいの頃の私、あとそのくらいの年の女子たちみんなに、教えてあげたい。

産んだあとすぐから、人生変わるよと。

なんで「産後(もしくは子育て)」、という科目がなかったんやろと思うくらい。
私は今生後2ヶ月そこらの赤ちゃんを自宅保育しているんやけど、
朝起きてすぐから、それは始まる。

泣いてる→オムツ?ミルク?ゲップ?なんか気に入らん??→全部試す→大体ミルクで丸く治る(おむつを変える時に色々漏らすので、服を変えたり床を掃除したり入る場合多々あり)→暇そうなので歌とかハイハイの練習とか、おしゃべりとか相手する(もちろん言葉は通じないので、相手の表情や声から何をしたいか・言いたいか勝手に想像させていただく)→そのうち寝る→振り出しに戻る→繰り返し→気付いたら夜。
ちなみに世間が静かに寝てる間も、このループは終わらず繰り返されている。

この色々なことの合間に家事や、産休に関わる税金や保険料なんかの手続きをする。自分の時間どこいった?そりゃ望んで産んだし、手間はかかれどやはり子どもはかわいいし、楽しいことだって沢山ある。けどあまりにも知らなさすぎたのだ。

こんな日々を1週間も家にこもって一人で回していると、流石に気が滅入ることもある。産後うつとか、本当の話。睡眠時間4時間とかで2ヶ月過ごしてしまうと、だんだん些細なことで、今までの自分が気にもとめなかったことで、無性にイライラしてくる。(そして旦那とぶつかって、喧嘩とかしちゃうのだ。産後クライシスにもなるよねと思う。)
だから、シッターとか、実家が近いなら家族とか、頼ることがとても大事!!!ここ重要。
私の場合、旦那が子に対して愛情ある、オムツもミルクも対応可なタイプなので、最近は、夜間〜朝は、旦那に子どもの相手をほぼ任せている。が、この態勢に落ち着くまで、結構長い時間がかかった。

正確にいうと、出産〜睡眠不足とストレスで私がパンク(というか人間的な機能不全に陥る)まで。

つまり、最近?というか世の中色んな女の子がいるだろうが、もし結婚して(しなくても)出産するなら縁でも金でも旦那でも、近所の友達でもなんでもいいから強力なヘルパーがいないと無理ゲーだということ。もちろん、いや、そんなんいなくても一人で平気よ、っていう人もいるかもしれないけど、少なくとも私は2ヶ月間睡眠4、5時間、産後の足腰の痛さ、それと出産にくっついてくる世間的な手続き、その他ストレスで、とても一人じゃ無理。ほんまに無理。

とりあえず今日はここまで。


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