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ライター2年生、取材ライターブートキャンプに挑む ― その2 ―

こんにちは、マユナです。

8月末から始まった「取材ライターブートキャンプ」、今回は第2回講義を振り返ります。

前回の課題の内容を振り返りつつ、今回のテーマは「事前準備」

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いよいよ取材記事を書くために必要なスキルについての内容です。

課題の振り返り

まずは前回の課題である

★ 講師に取材する想定でアポイントのメールを送る
★ 取材企画書を元にリサーチし、質問項目を作成する

の振り返りを受講生を4つのグループに分けて、10分程度、ブレイクルームで話し合います。
リアルタイムで受講生同士で意見交換ができるのも、ブートキャンプの醍醐味ですね。

その後、各グループの代表者が発表します。

発表の内容をまとめると、メールの書き方がわからなかった人、質問項目を作るのに悩んだ人が多くいたようです。
取材時間といくつ質問するかのバランスがわからないという感想もありました。
私も同じところで悩んだので、ちょっと安心感を抱きました。

それを踏まえて、講師のハマさんからメールの書き方のポイントの丁寧な解説です。

1.件名は概要がわかるように書く。
【取材のご依頼】などを件名がわかるようにすれば、相手もメールを開ける前から内容がわかって安心してくれます。

2.選定理由は必ず書く。
「なぜあなたを選んだのか」の理由がきちんと書かれていないと「コピペ?」「何人にも送ってるうちの1通だろう」と思われることも。

3.取材概要(取材目的、取材方法、所要時間、掲載メディアなど)を伝えて、信頼感を持ってもらえるようにする。

4.相手の立場に立った誠意あるメールを書く。
「突然のご連絡失礼いたします」「最後までお読みくださってありがとうございました」などの文頭・文末のあいさつや、自分の名前のふりがななどがあると親切です。
ビジネスメールの常識(署名、企画書があればファイルを添付するなど)も踏まえておきましょう。

取材依頼の一通目は企画・趣旨を伝え、取材を受けてもらえるかどうかを伺うのがメールの目的です。
この時点では、取材日程も書かなくてもよく、質問項目は主なものを4~5つを書くていどで良いでしょう。

そしてなんと、取材対象者への報酬は基本的に無料です!

報酬はいくらぐらいなのだろうか?と真剣に考えいた私にとっては今回で一番びっくりしたことでした!
それは、取材対象者も自分のことを知ってもらいたいという前提もあり、記事にしてもらうのはメリットがあるからなのだそうです。

アポイントのメールで一番重要なのは、取材対象者への好感を伝えること。
相手のことを知りたい、この記事には取材対象者へのインタビューが必要ですという気持ちをもってメールを書くことが大事です。


ファンになったつもりで調べつくそう

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今回の講義内容は、まずは「取材対象者のことを深く知ろう」です。

名前の読み方、活動や仕事、経歴などの基本的なことはもちろん、過去のインタビュー記事やホームページ・ブログ、著作物を目を通しておきます。

綿密な事前リサーチから導き出した「この人ならでは!」の質問をはさんで、相手がのってくれれば、成功への近道。
空回りしない程度に様子を見て、熱量はやや自分が高めというぐらいが、相手がリラックスして話してくれる可能性が高いというのが、講師陣の経験談でした。

特に心に残ったのが

相手に熱量を持って接すること。
最初のアポイントを取るメールも、取材当日も、取材対象者への熱量が一番大事。

という言葉でした。

取材対象者へ好感を持って、ファンになったつもりでリサーチすると、自然と熱量は上がっていきます。
私の今回の課題のメールの送り先は俵谷さんだったのですが、ブログやTwitterなど発信されたメディアを読んでいるうちに、いつか「京都に移住したフリーランスは何を思うか」というテーマで取材記事を書きたいと本気で思ってしまったほどです。

ゴールから逆算しよう

さて、講義はいよいよ後半です。
私が前回の課題で一番悩んだ「質問項目の作り方」

「結論ありきでそれにたどり着く質問を考える」は正しいやり方なのか?を1週間ずっと疑問に持つながら過ごしてきました。
やっとここで解決できます。

答えは、「ゴールから逆算しよう」というこで、ほぼ正解でした。

その理由は、記事には目的があるから、ということでした。

まず記事の目的(結論・伝えたいこと)を考え、それを踏まえて読者にが知りたいこと、読者の心に刺さることを伝えられるような取材対象者への質問に落とし込むという方法が、記事の目的とするゴールにたどり着きやすいのです。

イメージとしては、記事のスタートからゴールは川を渡ること、質問は飛び石
その飛び石をいくつか用意して、上手に渡ることにより、イメージしている記事のゴールにたどり着けるようにします。

しかし、実際には取材をすることによって、新たな質問ができる素晴らしい飛び石ができる可能性もあるし、話が逸れることもあります。
そんな川を渡るための新たな良い飛び石を探していくことが、取材の醍醐味でもあるのですね。

上級者ほど飛び石を用意せずに、ジャズのセッションのイメージでインタビューできるようになるらしいのですが、初心者は慎重に、安全な飛び石を用意する方が良さそうです。

取材の準備力

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今回の講義の最後のテーマは「取材で大切な準備力」についてでした。

ここでのポイントは

1.取材日のスケジュール
2.取材対象者の人数を把握
3.取材場所
4.自分の役割を確認する。
5.撮影の場合は、企業内を撮影してもいいかどうか許可をもらう
6.持ち物

などの、取材ならではの準備のポイントのレクチャーです。

取材はいろいろな理由で押すことがあること、突然、取材対象者の人数が増えていたなどのアクシデントの体験談もまじえてとてもわかりやすく解説してもらえました。

なかでも、Zoomの録画がボタンの押し忘れ、マイクがハウリングした、ICレコーダーの電池切れ…などの機材トラブルの失敗談は、聞くだけで背筋が凍るような恐ろしい話ばかり…。

そして最近はオンライン取材がほとんどなので、「オンラインあるある」なバーチャル背景や名前がふざけてないかの設定確認、切断しないようなWi-Fi環境の確保も大事です。

そして当日は取材対象者の名前を間違えないようにメモに大きく書くのも失敗しない大事な作戦。
私はよく人の名前を間違える失礼な人間なので、真似したいと思います。

今週の課題は本物のアポイントメール!

そして、最後に課題の発表です。

今回の課題は

オンライン取材のアポイントを取ろう!

新しい働き方LAB研究員の研究内容について取材記事を書くため、取材対象者にメールを送るというものです。
実践的どころか、実際に本物の取材記事を書くことになりました!

取材対象者は、この企画に協力してくれると立候補してくださった新しい働き方LAB研究員さんです。
私の取材対象者はどなたになるんでしょうか…。ドキドキです。

今回も学びがたくさん、濃い内容の1時間でした。

一番印象に残ったのはやはり「熱量」についてです。
相手のことを好意を持って知るのは、オンライン、オフライン、クラウドソーシング、直接契約に関わらず、良い対人関係をつくる基本だと、改めて考えさせられました。

来週はどんな実践的な内容になるのか、今から楽しみです。

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