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小説家になりたかった少女がアラフォーになったら。

中高生の頃、本気で小説家になりたかった。

いや、なれると思っていた。

20年以上経って、アラフォーになった今、小説家にはなっていないが、「駆け出しWEBライター」になれそうである。


文芸部で小説、エッセイ、詩を書き、不人気な選択科目だった小論文も迷うことなく登録した。

大学では、友人に誘われた漫研に、「シナリオや構成を学べるかも?」と血迷い、入部した。

でも、なれなかった。


なぜか。


新人賞に応募しなかったからだ。

「宝くじも買わなきゃ当たらない」のと同じで、応募しないと小説家になれない。(応募してもなれるとは限らないが)

結局、そのまま何者にもなれず、大学を卒業して就職・結婚し、母になった。

そして、無職になった。

私は小遣い稼ぎにクラウドソーシングサイトに登録し、最初に応募した案件が「ライティング講座の動画の感想を書く」というものだった。

無事に採用され、数回の動画を視聴し、その動画で学んだことや感想、今後の自分にどう取り入れていきたいかのレポートを書いていくうちに、小説家になりかった自分を思い出した。

小説家は一旦置いといて、「物書き」にはなれるかもしれない。

指定されたテーマを調べて書く。
結論から先に書く。
段落の構成の仕方や最後の結論のまとめ方。

私が得意だった小論文に似ているのではないか。

小説家になりたかった少女は、アラフォーになっても、書くことを諦められなかった。

そして、「ライター」を目指すことにした。

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