(夢)日記 第二昼

精神が崖のカドの土を削り落とす音が聴こえたので、落っこちる前に散歩に出かけた。人手は、思ったよりは多かったが、少なかった。エディンバラの朝5時。人生で最も幸福な孤独。全ての店は閉まっていたが、今まで気にしたことのない素敵なお店を沢山見つけた。閉まっているから魅力的に見えるのか?

海まで出ると、普段とあまり変わらない賑わい(または賑わわなさ)だった。『海はね~深くてな~落ちたらな~ねりてんとまりしてまってん』と、度の強い眼鏡をかけた兄弟の、弟の方が一生懸命話しているのを聞き取れなかった。ボールが飛んできたので拾ってあげようとしたが、触れていいものか考えあぐねているうちに拾われていった。観覧車は止まっていて、船はほとんど底まで見えていた。


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