女子プロ野球事実上の消滅とこれから
昨年末、日本女子プロ野球機構が無期限活動休止を発表した。
現体制下でのリーグ再建の見通しはなく、事実上の消滅となった。
わかさ生活による一社経営の困難さは、誰が見ても明らかだった。
運営面でのゴタゴタもあった。
それでも、リーグ創設に動き、これまで続けてきた角谷社長をはじめ、わかさ生活の方々には感謝の気持ちでいっぱいだ。
女子プロ野球がなかったら今の自分はないと思う。
ほんと自分自身が大きく変わることができた。
そして、沢山のファンの同志とも出会うこともできた。
『女子野球』が生活の一部といえるまでになり、毎日毎日が充実していた。
リーグ消滅はやっぱり寂しい。
でも、女子野球の未来にはワクワクでいっぱいだ。
2020年1月には、初のNPB球団公認チーム『埼玉西武ライオンズ・レディース』が発足。
さらに、阪神が続いた。
昨年8月には、女子の高校硬式野球の決勝戦が史上初めて阪神甲子園球場で開催された。
学童から中学、高校、大学、企業チームにクラブチームとチーム数も増え続け、各カテゴリーの大会も盛り上がりを見せている。
そして、12月。NPB3球団目となる読売ジャイアンツ女子チームの創設が発表された。
さらに、今春開催される女子高校硬式野球の選抜大会の決勝戦の会場が東京ドームに決定。
高校の女子硬式野球部の創部も相次いでいる。
『プロ』はなくなったが、女子野球はこれからも発展し続けるに違いない。
そして、いつの日か、再び、トップリーグが誕生することを願いたい。