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【行政書士チャレンジ】法律を齧る
IT 業界系の人にわかりやすく、かつ、乱暴に今の私の状態を言うと
「お金を払ってプログラミングスクールに通っている」
という状況に近い。あなたもプログラミングで年収 1,000 万だの、手に職をつけて就職難を切り抜けようというキラキラ広告が踊る例のアレである。
賛否両論いろいろあるだろうが、それはいったんおいておく。学校に通い、この年になって初学者となり、4 ヶ月ほどが経過した。その私が今何を感じているかというと「めっちゃ楽しい」ということである。
これまで呼んでもいまいちピンとこなかった規約類がみるみる読めるようになり、日常の事件であれはこうだから引渡さないと所有権は移転しないぜとかいうようになり、なにかこう、なんだ、湧き上がる全能感…
これである。法律の初歩の初歩をかじっていると、わからないことももちろん多々ありはするが、完全に理解した感は確実に得られる。これが噂の、ダニング=クルーガー効果か…!
と同時に、なるほど、これはスクールにハマる人が続出するわけだとも思った。そりゃあそうだ、楽しく理解が進められるように工夫されたカリキュラムはもっともっとと全能感を煽る。これぁ俺もすぐにつよつよエンジニアになれるに違いないと思わせてくれる。
それが体感できただけでも、この歳で学校に通うという経験ができたのは大きかった。人間何事もやって見るものだ。
なお、私が通っている某 LEC さんはそんなあまあまなカリキュラムを持っていない。復習用ドリルや過去問ピックアップ、答練などで心をバッキバキに折ったあげくに、厚さ 13cm ほどの問題集を送りつけてくるという徹底っぷり。さあほら解けよとニコニコしているその笑顔に目を背けながら、今私は、「なんもわからん…民法もなんもわからん…」と床に這いつくばっているのである。とても楽しい。
(何だこの文章)