へとへと20代、寝台列車で出雲の国へ⑤松江編【3泊4日一人旅】【東京・松江・出雲・大阪】
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2日目の夕方!
夕日を見に行くところからスタートです。
予定より遅れたバス!空はもうオレンジ!ぎゅうぎゅうの車内!
てんやわんやでわたしどうなっちゃうの〜的なスタートです。どうぞ〜
ふざけてしまったけど、
この日は人生で忘れたくないハイライトになりました。
ぎゅうぎゅうのバス
遅れて到着したバスはおそらく夕日を見に行きたい人たちで缶詰状態。
運良く席に座れました。松江の街並みをすいすいとバスが進みます。
大学生くらいの女の子たちも旅の予定が押してしまったようで「これ何分美術館いられるかな!笑」と笑って話していた。
美術館は宍道湖に面しておりそこから夕日が見れるそう。宍道湖に面した道路にでるときらきらと水面が光っていて綺麗だった。
でも夕日!沈みかけてます!間に合え〜!
島根美術館の夕陽
到着したので急足で夕日スポットへ。
どうやら美術館を抜けた先に湖に面した広場のようなところがある!人の波に乗ってついていく。
オレンジの光が辺りを照らす。どきどきする。
はあと思わずため息が出た。
なんて綺麗なんだろう。波の音と夕陽の光が本当に美しい。
秋の風は冷たい。
日中は温かったから上着を脱いでいたけどもう今は寒い。でも、その冷たさが感覚を研ぎ澄ましてくれるようで心地いい。
すーっと息を吸ったら泣きそうになった。
何かが美しくて泣きそうになったことなんてなかった。日常で感じてた色々が遠くに行って感覚だけがわたしの中に残っていた。
ただただ綺麗。
もう少し湖に近づいてみた。
近づいたら湖が近くてこのまま向こうに行きたいくらい。
少し落ち着いて辺りを見渡してみる。
たくさんの人が思い思いの場所で見ていて楽しそう。
いい場所だなあ
そうだここ美術館だった!!
オブジェを見て思い出しました。
ぴょんぴょこしててかわいい。
写真を撮ってるお姉さんが1匹1匹多分全部撮っていて微笑ましかった。
よくよく見てみると周りもとっても綺麗だった!
ふう、落ち着いてきた。
すると、何か聞こえる。
ギターの音だ。
よく周りを見渡すと男性が1人、石のようなオブジェ?のところに腰掛けてギターを弾いて歌っている。
湖の景色とその人の綺麗な歌声が本当によく合う。
もう少し聞いていたくて邪魔にならないように近くに座って夕日を眺めて写真を撮った。
1分ごとに風景が変わる気がする。
夕日がどんどん湖に近づいていく。
ギターの音と歌声はまだ聞こえる。
おやすみ夕陽〜
きっともう時期、陽が暮れる。
暗くなる前にすてきなギターの人に素敵だったと伝えたい。あの心地よい音色は確実にわたしを癒してくれました。
「お上手ですね」
と、声をかけてみた。
その人が顔を上げる。
「ありがとうございます。日本語あんまり、、」
あれ!!!海外の人でした!
「あっあっ、it’s OK!!!」
わたしは英語は義務教育レベル!
なんてこった!
だがしかし最近AIと夜な夜な話して少しだけ練習していたので頑張って話す。
話してみたその人こ名前をジャックさん(仮名)とします。ジャックさんはわたしの辿々しい英語をなんとか聞き取って会話しようとしてくれていた。簡単な言葉で頑張って感想を伝える。
「your song is so beautiful! I feel so relax and safe . I’m so happy to hear your song with view!」
あなたの歌声はとっても綺麗でわたしはすごくほっとした、この景色と最高にあってる!的なことを伝えたかったのにめちゃくちゃイングリッシュです。わたしもイッテQでれるかもしれない。
口語だときっともっとめちゃくちゃだった。
ジャックさんは頑張って聞き取ってくれて多分伝わってすごく嬉しそうな顔をしてくれた。
「Oh,thank you!」
すてきな出会い
フィリピン人のジャックさんと話していると、ジャックさんは観光客ではなく日本に住んでいるみたい。すごいなあ。旅に出るだけではなく異国に住む決意ができるのがかっこいい。
わたしは旅人であることを伝えると、わたしの地元の話なった。
するとわたしの地元のバスケットチームを知っているみたいでした。
すっかり旅の中では地元のことを忘れいたけど温かいかたちで思い出した。
話はギターのことに。
知っている歌は?と聞かれるけど、わたしは邦楽、ジャックさんは洋楽でなかなかお互いの知っている曲が見つからず。
実はわたし自身、大学時代音楽サークル少しだけに入っていたり、今も個人的に音楽を嗜んでいたりする。
ちょっとお話ししてみたら弾いてよ!となってあいみょんのマリーゴールドを弾かせてもらった。
lovely voiceと言われて少々照れた。
お互いの知っている音楽の話を続けていると
一つ一致したものが!
宇多田ヒカルのFirst Love
さすが宇多田ヒカル。
海を超えて人々を魅了しています。
わたしが弾く感じになってたけどジャックさんが弾いてわたしが口ずさむことに落ち着いた。
恐縮すぎる!完全に聞き役に徹するつもりだった。
夕陽と弾き語り
夕日を見つめて口ずさむ。
学生時代も友人や当時恋していた人と海などへ行って弾き語りをしていたことを思い出した。
誰かと歌うことを共有すると、歌以外のなにかも共有できる気がする。
1人旅だったのにこうして誰かと心を通わせて、すてきな景色や出会いに感謝する気持ちを共有できたことをとても嬉しく思いました。
歌い終わったらどんどん陽が暮れてきた!
宿へ行く時間も迫ってきていた。
そしてわたしは写真を撮っている途中に望遠レンズの保護カバーがどこかに行ったことに気づいたのでまたカメラのキタムラにも行かないといけなかった。(失くしすぎでは???)
慌ただしくさよならを告げる。
最後に一緒に写真も撮ってくれた!
ありがとうジャックさん!出会えてよかった!
またどこかで!
お別れのその時まで笑顔のすてきな方でした。
もはや実家の安心感、カメラのキタムラ
お別れしてすぐにキタムラに向かいます!
歩く途中で鳥を見つける。
普段サギと白鳥の区別があんまりつかないのですがこれは白鳥ですか?サギ??まあいいや!
キタムラに行くと日中あった店員さんが!保護カバーも丁寧に案内してくれた。
カメラから落とさないように紐もつけてくれようとしてくれたけどなかなか上手く行かず。
わたしがつけたところ「家だと娘におねがいするんだけどね〜」とお話ししてくれてとってもお茶目だった。また松江にきたら地味にまたきたいところになった。ありがとうカメラのキタムラ〜泣
出雲へ向かう
この日のお宿は出雲だったのでキタムラを後にした後は松江駅へ。出雲市駅の近くにホテルを取ったのでそちらに向かいます。
出雲市駅に到着。
早速ホテルにチェックイン。
スーパーホテル出雲駅前に2泊宿泊します。
お任せプランだったのですがめちゃでかベットで嬉しかったです。テレビも良い位置にある!
こちらのホテルは近くにらんぷの湯という温泉があるみたいなので夜ご飯を食べたら行こうと思う。
出雲夜ごはん すし居酒屋日本海
ホテルから歩いて5分くらいで着いたこちらで夜ご飯!19時半過ぎだったのでぱぱっとご飯を済ませます。
ご飯はどれもおいしかった!
3枚目の写真の料理は鰻ざくというらしい。
鰻ときゅうりの酢の物、初めて食べたけどめちゃくちゃ美味しかった!
このあとは温泉を堪能してお部屋でのんびり。
早めに寝るはずがNHKで藤井風のドキュメンタリーをやっていて全て見てしまった。ライブにいつか絶対行きたい。
最高だったのでよしとする。
今日も良い旅だった。
3日目は出雲旅に続きます〜!