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人事図書館と私 今年の学び
人事図書館アドベントカレンダー9日目!12/9の担当はよなです。
昨日ののびーさんが執筆したnoteを読んで、私も1年半前、急に人事担当に
なった当時を思い出しました。『人材マネジメント論』はぜひ読んでみたいと思います!
自己紹介
こんにちは、「よな」と申します。都内にある従業員70名ほどのベンチャー企業で人事担当をしています。人事としての経験は1年半ほどですが、メンバーがより良い体験を得られるように、試行錯誤の日々を過ごしております。この記事では、私が今年経験した学びについて、お話しさせてください。
1. 迷いの中で見つけた新たな学びの道
「普通の人事の考え方じゃないから」と言われたのは、去年の社内ミーティングでのことでした。その言葉は私にとって少なからずショックでしたし、これまで手探りでやってきた中、「普通」とは何なのか、どう進むべきなのか、さらに悩みが深まる体験でした。そんなときに出会ったのが「人事図書館」というコミュニティです。
人事図書館は、人事関連の書籍が豊富に揃っているだけでなく、同じような悩みを抱える人たちと交流し、学び合える場所です。私は情報を集めて考えることが好きなので、この場所に大きな魅力を感じ、すぐに参加を決めました。今年の4月から参加を開始し、人事図書館での学びを通じて、私の考え方や行動に大きな変化が生まれました。
2. 人事図書館との出会いがもたらした変化
人事図書館に参加した当初、1,500冊を超える人事関連の本に触れられることにとてもワクワクしていました。しかし、それ以上に心に残ったのは、コミュニティでの交流です。同じような悩みを抱える人事担当者たちと、Slack上で気軽に意見を交換できることが非常に貴重でした。
最初は自分の悩みをさらけ出すことに少し不安がありましたが、思い切って投稿してみたところ、すぐに多くの温かい反応と有益なアドバイスをいただきました。その時の安心感と嬉しさは、今でも心に残っています。「こういうアプローチもあるよ」といったアドバイスをもらうことで、自分の視野を広げ、自己流に偏らない柔軟な考え方を学ぶことができました。
特に印象に残っているのは、人事図書館のメンバーが主催したEX(従業員体験)に関するイベントです。それまでもEXに関する書籍を読んでいましたが、なぜEXが大切なのかを私自身本当に理解できていませんでした。このイベントを通して、自社の施策や悩みを共有する中で、自分の何気ない行動が従業員体験に与える影響に気づきました。それ以降、日常的に「この行動がメンバーにとってどのような体験になるのか」を考えるようになり、社内の施策やメンバーとの関わり方に対する意識が大きく変わりました。
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3. 学びを形にする:今年のINPUTとOUTPUT
今年は多くのインプットを得た中で、それをどのようにアウトプットするかが重要なテーマでした。特に、EXに対する理解を深め、それを施策に反映する取り組みが私にとって大きな成果となりました。たとえば、リファラル採用の施策を再考する際、単に採用手当の金額を引き上げるのではなく、EXの視点を取り入れ、メンバーに「どのような体験がポジティブだったか」「どのような体験がネガティブだったか」をヒアリングしながら、紹介前から入社後まで段階的な体験を提供できるように設計しました。
具体的には、施策を見直す中で、メンバーからのフィードバックを基に一つひとつのプロセスを丁寧に作り直しました。紹介時の小さなインセンティブの付与や、紹介がマッチしなかった場合のフォローアップのための費用補助など、各ステップごとに具体的な取り組みを追加しました。これにより、メンバー同士のつながりが強まり、紹介者が安心してリファラル活動に取り組めるようになったと感じています。
また、オンボーディングプロセスにもEXの視点を取り入れました。新しいメンバーが入社する際にどのような体験をするのか、その体験がどのような印象を残すのかを見つめ直すことで、メンバーが最初の一歩をスムーズに踏み出せるようにサポートすることを心がけています。このような取り組みを続けることで、少しずつではありますが、社内全体の体験が向上し、メンバーたちのエンゲージメントも高まっていると感じています。
4. 共に成長する未来に向けて
今年を通じて、「学び」は単に知識を得ることではなく、同じ興味を持つ仲間と共に探索し、深めていくことだと実感しました。一人で悩むのではなく、同じような課題に向き合う仲間と共に進んでいけることは、私にとって非常に心強いものです。
これからも社外の知見を積極的に取り入れながら、メンバー一人ひとりが豊かな体験を得られる環境づくりに力を注いでいきたいと思っています。地道に一歩ずつ前進すること、それが私のスタイルです。そして、その小さな一歩が将来の大きな力になると信じています。これからも、メンバー全員の体験をより良いものにするために、共に成長しながら着実に進んでいきます。
それでは、明日のご担当、とめさんにバトンをお渡しいたします!お楽しみに!