これは、トイストーリー4を見た後のもやもや感に少し似ている

ゲームをやっていないのに感想を書くのもすごく気がひけるのだが、まぁ、もう1本ドラマを見た気分になったので、自分が何を思ったのか書くべきだと思った。

わいわいさんのラストオブアス2実況である。

このゲーム、私は前作の時から知っており、『主人公が山寺さん吹替だから』というそれだけの理由で、当時はゲーム機がなかったので、プレイ動画を見た。

それの2をわいわいさんが実況するということで、見るしかないなと、更新を楽しみにするゲームとなった。

※以下ネタバレ含みます。

昨日、最終回を迎えたわけだが、もうとにかく、心が痛い、その一言だった。
これ自分ではしんどくてできなかったろうなと、迂闊に買わなくて良かったとさえ思ってしまった。
自分は復讐はやらないタイプの人間で、基本的に『人は人それぞれ考え方が違うから仕方ない』と思っている人間なのだが、親しい人を殺されたことはもちろんないので、そうなったときに、自分がどうなってしまうとか、自分の親しい人の命と世界の命を天秤にかけなければならない時に自分がどうなってしまうかなど、想像もできなくて、超共感の持ち主の自分ですら登場人物たちの全ての感情を理解することは不可能で、だから私が登場人物たちを責めることはできないという凄い難しいゲームだった。
そしてただでさえ実況難しいだろうなと思った。まずそれをやり切ったわいわいさんに賛辞。

ただ言えるのは、エリーとアビーという敵同士を交互にプレイヤーに操作させて、話を進めていくシステムを作った製作者は絶対性格悪いなと思った。
『もうやめてーって思うシーン』たくさんあった。
もう最後のエリーVSアビーのシーンは何度も目を伏せてしまった。
あと男尊女卑ならぬ、男卑女尊がすぎる。男の人死にすぎ。
唯一?生き残ったトミーも最後、油刺すようなこと言ってくるし。
そんな男=酷いみたいなのやめろ、嫌な奴は男女関係なくいるぞコラ

あと個人的に神回だったと思ってるこれ。

オーウェンに向けての叫び。
これのせいで、最後、エリーというよりもプレイヤーが、アビーを殺すことができなかったような気がしてならない。

技術的に銃が使えないという理由だけで、近接戦縛りプレイをしていたわいわいさんだが、そのせいで何度もゲームをロードし、(特にアビー編)そのせいで、ストーリーの読み込みが物凄いので、登場人物たちの行動に一概に否定的な感情を沸く事なく完走できた。
もちろん変なあだ名とか、感染者に他力本願する戦い方(チームWLFvsチームパンデミックvsチームジョエルの仁義なき戦い)など、面白いシーンもたくさんあるので、本当にこの実況シリーズは人におすすめしたい。

あの後、ファイヤフライに合流するであろうアビーは、エリーのことをメンバーに話してしまうのだろうか。
だとしたら、また3ができる可能性も亡きにしも非ずだなと思った。
でももうこうなってしまったら、このゲームシリーズにみんなが納得するすっきりするエンドはないのだろうなと思っている。