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グラフ1000 現行型と旧型の違いまとめ的な記事
現行型と旧型の判別なんかに使ってください
(★がついている項目は判別におすすめ)
はじめに
まず大前提として、明確な区分けはできないということを念頭にこのnoteをご覧ください。
こういうモノってある日を境に一気に仕様が変わるっていうことがないので
明確に区分けをすることはできません。
ここに載っているものは旧型/現行型に多く見られる特徴として捉えていただけると幸いです。
現行型と旧型とは?
まずここを説明しておこうと思います。既に理解している方は飛ばしてもらって構いません
グラフ1000は1986年の発売以降、大きく形を変えることなく現在まで販売されてきました。
しかし仕様変更がなかった訳ではなく、ちょっとした仕様変更(マイナーチェンジ)というのは度々ありました。
(例として軸の素材自体の変更だったり)
そういった訳で
同じグラフ1000というペンではありますが愛好家の中では現行型と旧型大きくわけて2つに分類されます
「現行型と旧型どっちがいいの?」という質問に対しては
A.人による
とだけ言っておきましょう。
私は旧型の方が好きです。
自分で比較してみてどっちが合うのか試すのが一番だと思います。
相違点
ここからは現行型と旧型の違いについて分かる範囲でまとめていきます。
なお、私自身は旧型を3本と現行型を1本しか所持しておりませんので多少正確性に欠けているかもしれません。
相違点①
─軸の素材─
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下:現行型
1990年代に従来のABS樹脂から再生ABS樹脂へと軸の素材が変更されました。
比べてみると分かりやすいですが現行型は黒っぽくて光沢がある感じ
旧型はグレーっぽくてマットな質感となっています
ちなみに軸の素材が変更されてからほんの少しの間ですが型番がPG100xからEPG100xになっていました。多分ecoのEだと思います
ちなみにこのEPG表記はグラフレットにも存在します
相違点②★
─印字─
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右:旧型
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下:現行型
軸の「GRAPH1000FOR PRO」のところと
キャップの芯径のところ、合計で2箇所違います
軸本体の印字に関しては旧型の方がグレーっぽく線が太いです。
キャップの芯径は旧型の方が小さいです
見分けるならこのキャップの印字がベストだと思います。かなり見分けが付きやすい部分です
相違点③★
─口金の長さ─
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右:旧型
これもしっかりと差があって見分けるのに向いてるところかなと思います。
旧型の方が少し短いです。横に現行型or旧型って確実に分かるものを置いて比較するとすぐに分かります
相違点④
─グリップのラバーの形─
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下:現行型
一番メジャーなところだと思います。
旧型は少し細くて結構ラバーの山が高いです
逆に現行型は太くてラバーの山は低め。
視覚的に分かる箇所ではありますが少々見分けが付きにくく、正確性に欠けている気がします
相違点⑤
─クリップの形─
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右:現行型
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こんな感じ。時期によって変わる上に個体差の可能性も捨てきれません。
これもあくまで参考程度に。
現行型はへりが曲がっていて、横から見たときに太くなっています。
私の所持している旧型もへりが曲がっているものはありますが現行型ほど大きく曲がっていませんでした。
恐らくケガ防止のためでしょうね。
それと現行型は先端が尖っているような気がします
相違点⑥
─消しゴム─
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旧型(緑)
旧型(白)
現行(白)
これに関しては過渡期など時期による違いがあるので一概に言えない部分があります。
時期的には緑(旧型)→白(旧型)→白(現行)って感じ。
緑だったら確定で旧型と言えるでしょうね
白の旧型もありますが大抵経年劣化で黄色っぽく変色しがちなので見分けは付きやすいかなと思います
正直クリーナーピンの有無はあんまり信用していません。
相違点⑦★
─シール─
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これさえ貼ってあればすぐに判別できます。
銀色+芯径に対応した色のシール(小)→旧型
銀色のシール(長方形)→旧...?(不確定)
白色のシール(長方形)→現行型
銀長方形シールについては所持していないのでイマイチ分かりません。申し訳ないです
ただ少なくとも現行のものではないとは思います
相違点⑧
─硬度─
これに関しては0.3と0.5のみですね。
旧型のみ4Hまであります
終
以上です。銀の長方形シール等不完全な部分が多くて申し訳ないです
ここまでご覧いただきありがとうございました
告知
4月から諸事情により、写真がこれまで通り撮れなくなってしまう可能性が出てきました。
最大限どうにかするつもりではありますが
もし万が一の場合は当分写真なしになってしまうかもしれません。
何卒よろしくお願いします。