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プレミア12を観戦したけれど・・・


1.はじめに

11月度の更新ネタはタイトルの通り、野球ネタになる。Xを見ている人はすでにご存知かもしれないが、今マイブームが野球観戦であり、本日のプレミア12を含め、野球観戦(ライブビューイング含む)を22回やった。急に野球観戦しなかった人間がここまで観戦してしまったので、まわりの人からはたいそう驚かれた。

2.プレミア12の観戦

昨年、アジアチャンピオンシップを見て国際大会も楽しいと感じたので、今年行われるプレミア12の観戦をずっと狙っていた。WBCほど注目がされていなかったためか、9月に無事決勝/3位決定戦のチケットを入手することができ、あとはスーパーラウンドまで日本代表が勝ち上がってくれるのを願っていた。結果、無事全勝で決勝まで勝ち上がってくれた。

3.3位決定戦の様子

現地には試合開始30分くらい前に到着した。途中、総武線にトラブル発生があったため、ヒヤヒヤしたがほぼ予定通りに到着することができた。東京ドーム内は空席が目立っていたが、それでも思った以上に観戦している人が多くて驚いた(※大体全席数の25%くらい埋まっていた)。

3位決定戦の様子

ビールを飲んで悠々自適に観戦していたのだが、アメリカが最後の試合のせいかどうかわからないが、流れを完全に自分のものにして6-1で勝利していた。ベネズエラのパワー打線を抑え込んだのはすごいなと感じていた。

3位決定戦について、当初はあまり期待していなかったが実際観戦すると結構楽しめた。普段目にすることがない選手の活躍が見れたのもまた新鮮だったと思う。

3位表彰式

4.いよいよ決勝へ

3位決定戦終了後、決勝開始まで3時間以上あったので一旦秋葉原に戻り、鉄道模型類のウィンドウ・ショッピング、夕飯を楽しんで、再度東京ドームに戻る。するとドーム前は人で一杯で昼間のときとは別次元の賑わい方だった。また、台湾の方もかなりいて国際試合を感じさせる雰囲気であった。

決勝戦前の東京ドーム前

ドームに再入場すると、日本代表や12球団のユニフォームだけでなく、台湾代表や台湾6球団のユニフォームを着た人があちこちで行き交い、日台友好の雰囲気にガチの野球ファンのエッセンスが混じった空気になっており、非常に楽しい気分になった。

試合開始前までの雰囲気についてだが、自分を含め日本人のファンは「今日は勝てるっしょw」「今回の大会のMVPは誰かな?w」「日本代表がトロフィーを手にするところを見るぞ!」みたいなある意味慢心を感じるところが見受けられた。対して、台湾のファンは「絶対に勝つぞ!」という強い意志が、言葉はわからなくても口調や顔の表情から伺えた。

5.悪夢の完封負け

今日の先発は、巨人のエースである戸郷選手でしかもホームである東京ドームであることから、個人的には高確率で勝てるだろうと思いこんでいた。実際、1回の立ち上がりも1本ヒットが出たものの難なく無失点で切り抜けておりますます安心していたが、異変を感じたのは3回あたりからである。このあたりから、台湾側が変化球を見極めはじめ、更に強打するようになってきた。一方日本側はチャンスを作れたものの、台湾の堅守により無失点で切り抜けられ、流れを渡してくれなかった。

そして、5回に2本のホームランを痛打され4点差にされる。これ以降もダブルスチールを決めたり、ホームスチールをするような素振りを見せるなど進塁に貪欲さを見せつけられた。正直なところ、これが今大会で日本に2敗したチームとは思えず、もはや別のチームにすら感じた。

結局最終回まで日本は1点も取ることができず、悪夢の完封負けを喫することとなる。台湾代表は、最後のアウトまで気を抜くことなく、気迫が別次元で優勝に対する思いが極めて貪欲だったと思えた。

6.表彰式に感動

台湾の優勝が決まった瞬間、台湾ファンは歓喜に溢れ、台湾代表には号泣する選手が出るなどまるで甲子園の優勝校の光景であった。その光景はどこか美しく、また純粋なものであったのでとても感動してしまった。

2位表彰式
優勝表彰式

日本代表に関しては、個人的にはベストを尽くしていたと感じたが、いかんせんあの試合は台湾が能力も気迫も上回っていた。ただ、今回は負けてしまったけれどもこの経験はきっと次の機会に生きてくると信じているので、次回の国際大会には大いに期待したい。

7.終わりに

以上、プレミア12の決勝/3位決定戦の観戦レポートでした。今回は残念な結果になってしまったが、見たい試合も見れてまた国際大会の雰囲気も満喫できたので高いチケット代を払った甲斐はあった。

プレミア12の開催意義に疑問を呈する声がSNSで少し見かけたが、試合を見た感じ選手は一生懸命やっている上、盛り上がりもWBCほどではないがある程度注目も浴びているので個人的には開催してほしいと思える大会だった。

来年も今年ほどではないにしても定期的に野球観戦をしてみたいと思う。