若者は選挙に行った方がいいよって話

rioです。
中々にセンシティブな話題ですけど、めちゃくちゃ重要な話なのであえて突っ込みます。3分で読めるので読んでいってください。

結論から言うと、

若者よ選挙に行け

少し詳しく言うと、

若者の投票率が上がることが大事なので、選挙に行くことに意味がある。正解を選べなくてよいので選挙には行こうね

って話です。理由を含めて解説していきます。

政治ってなんすか?

まず先にこの話を通らねばなりません。「政治」ってそもそもなんだろうね?

政治とは、ざっくりいうと 日本の国家予算100兆円の使い道を決めること です。

政治とは、国家予算100兆円の使い道を決めること

国家予算とは国が使うお金です。大体100兆円です。すげえ…(ようわからん)

これを、毎年使う計画を考えて(=予算案)、その計画の通りにお金を使っていきます。これが政治。※すげえざっくり

国家予算の使い道にはこんなのがあります。

社会保障 医療・年金・介護など
文教及び科学振興 いわゆる教育
公共事業 学校・図書館・公園、水道整備、道路建設、警察などなど
地方交付税交付金 地方自治体にあげる予定のお金

さて、ここでめっちゃ大切なお話です。

2021年の予算案、どんな配分か知ってますか?

正解はこちら。「社会保障」の数字と「文教及び科学振興」の数字覚えてくださいね。

34% 社会保障
16% 地方交付税交付金
6% 公共事業
5% 文教及び科学振興
※補足
詳しくは こちら (NHKの解説ページ)などを参照してください。

予算配分がヤバイって話

予算配分、やばいです。近年、若者が選挙に行かなかった結果がここにはっきり表れてます。

どういうことかというと、 予算案見る限り、高齢者がトクする予算配分になっちゃってるっぽい ということです。

2021年度の予算案見てください。社会保障が34%ありますね。医療・年金・介護などに使われるお金です。平たく言うと高齢者向けの予算です。

対して、文教及び科学振興がいわゆる若者向けの予算です。義務教育、学校、育児、研究費などです。5%しかありません。

社会保障 34%、文教及び科学振興 5%

100兆円の34%って34兆円です。予算配分の大部分が高齢者向けの予算としてロックされちゃってます。 シンプルに、現状、高齢者がトクする政治になっちゃってる ってことです。

なんでこうなったか?

ここで「若者が選挙に行かないと、予算案が高齢者向けの予算案になっちゃう」の部分のロジックを説明します。

まず、政治を動かしてる(=予算を決めている)のは国会議員です。

① 国家予算の使い道を決めているのは国会議員

国会議員は選挙で選ばれます。当たり前ですが、国会議員は選挙に勝たないと国会議員になることができません。

② 選挙で当選しないと国会議員になれない

選挙は多数決です。票をたくさん集める必要があります。

ここで勘のいいひとは気づき始めているかもしれません。 「高齢者の投票率が高くて若者の投票率が低い」ということは、「高齢者向けの政策を打ち出した方が選挙に当選しやすい」 ということです。

③ 高齢者向けの政策を打ち出した方が選挙に受かりやすい

そうなると、選挙に出馬している候補者たちはこぞって
「私が当選したら医療保障を手厚くします!」
「私が当選した暁には年金受給を増やします!」
みたいな、高齢者向けの宣伝文句を言うようになってしまうわけですよ。

少なくとも
「教育費を増やして義務教育の質の向上を目指します!」
「音楽や創作などの若者の文化の発展にお金を使います!」
って政策を打ち出すよりはいい。だって若者の支持集めたところで選挙勝てるかわからないんだもん。

ということはですよ。逆に 若者の投票率が上がって若者の票が無視できなくなってくると、若者向けの政策が打たれやすくなる わけですよ。

若者は選挙に行くべき

はい、ということでタイトルに帰ってきました。

以上の話を踏まえると、まずは 若者の投票率を上げるべき です。

「誰に投票すればいいかわからない」
「バカだから選挙よくわかんない」

わかります。僕もそうです。しかし、選挙に行きましょう。

なぜなら、 投票率が大事 だからです。「若者の票、無視できねえ」って状態にするのが大事なのです。誰に投票したかはあまり問題ではありません。

正直、誰に入れてもいいです。まじで、誰でもいいです。正解を選ぶ必要はありません。もはや鉛筆転がして投票する人決めてください。

まあとはいえ、少しでも正解に近いものを選びたい人もいますよね。そういう人は候補者の政策をチェックしてみてください。ネットで調べると出てきます。一番自分に考えが近そうな人に投票してみてください。

いっそおもろいやつに入れてもいいです。なんか面白いこと起こしてくれるかも。ワクワクしますね。ごとうてるき奇抜だけど、政策見てみると割とまともだったりするよね。オモロ。

選挙は、始めから正解を選べなくても構いません。回数やっていくうちに目が養われていくものですしね。

さいごに

明日、都議選ですね。選挙行きましょ。

それでは。

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