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誰得ドット絵『そしT伝説へ・・・』

なんだか最近、『ドラゴンクエストIII そして伝説へ・・・』(ドラクエ3)のHD-2D版とやらが発売されたらしいじゃないですか。

みんなやってる……。

これは見過ごせませんね! こう見えてぼくは、なかなか長いものに巻かれるタイプなのです。

今日は、ドラクエ3にちなんだドット絵ということで、『そしT伝説へ・・・』を描いていきましょう。

なに言ってるんだって?

だいじなことなので二度目のドット絵化

ずっと前にも「まちがいさがし」でやった二度目のネタではあるのですが、現在"DRAGON QUEST"のロゴは最後の"T"の字が「剣」になっています。でも、最初にファミコンで発売された元祖ドラクエ3のロゴは最後の"T"が剣ではなく普通のアルファベットだったのです。

HD-2D版『ドラゴンクエストIII』のロゴ(公式サイトより引用)
ファミコン版・元祖『ドラゴンクエストIII』のロゴ
(公式サイトより引用)

元祖『3』は、ロゴ全体をデカイ剣をモチーフにしたせいで、最後の"T"まで剣にするとおかしい、というわけですね。

でも……

まちがいさがしのときとまったく同じことを言いますが! ぼくは当時、剣が「T」になったことは「シリーズものだからといって単純に前例を踏襲せず、見直す」という姿勢だと思って感銘を受けたことを覚えています。なので、リメイク時に"剣"に戻ってしまったことを知ったときは少し残念でした。

ところで上で引用した元祖『3』のロゴ画像ですが、HD-2D版が発売されたせいか現在スクエニのサイト上にはなく、Google検索のキャッシュに残されていたものを引用しました。

証拠隠滅か!? 歴史修正主義は絶対に許さない!

というわけで、当時を知る者のひとりとして語り継いでいくしかありません、始まってしまった伝説をね!

"T"を描く

まずは、"T"を描いていきましょう。「まずは」っていうか、それがすべてなんですけど。

手順① 32x32のキャンバスに、「T」のアウトラインを描きます。
色はダミーで、グレーにしておきます。
手順② 崖っぽい厚み部分にヒビ割れを加えます。
手順③ 色を塗ったら、できあがり!

「まだ途中では?」と思われそうですが、そんなことないです。実際のロゴと比較してみると……

ファミコン版・元祖『ドラゴンクエストIII』のロゴ
(公式サイトより引用)を再確認!

ロゴの文字部分は青と薄茶の2色だけで描かれているので、本当にこれですべてなんです。

とはいえ、さすがにこれで終わりにするのは寂しいかもしれませんね。ここからさらに、"T"をHD-2D化(!?)してみましょう。

HD-2D化!?

では、あらためてHD-2D版『3』のロゴをよく見てみましょう。

HD-2D版『ドラゴンクエストIII』のロゴ
(公式サイトより引用)を再確認!

HD-2D版のロゴは文字の厚みの崖部分がグラデーションで塗られており、明暗差が強調されてコントラストが強くなっています。

まずはこのあたりを反映していきましょう。

手順④ とりあえず崖の上下半分ずつを明暗色で塗り分け、色味もソフトな色に。

一方、文字の前面(青色部分)は、中央がもっとも明るく、上は少し暗い、下はかなり暗い、という「金属光沢モドキ」になっているようです。

手順⑤ 青色部分をグラデーションに変更します。

これで雰囲気はOK。あとは、細部を詰めていきましょう。

手順⑥ 青色部分の外周に明色のフチドリを加えます。
手順⑦ 最後に、崖部分のコントラストをさらにアップ&色味を調整。
これにて、完成!

以上で、誰得ドット絵『そしT伝説へ・・・』の完成です。おつかれさまでした!

え、これだけで終わり? と思うかもしれませんが、これだけで終わりです!

「どうせだったらデカイ剣ごと、ロゴ全体を描けばいいのに」なんて言わないでください。それはかなりタイヘンで、考えただけでもこんな顔(T T)になってしまいますから。

(おしまい)



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