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スゴロク・イベント考(前編)~自由研究で「遊べるものをつくろう」⑧
自由研究「遊べるドット絵」作りもいよいよ大詰め。前回デザインを決めたスゴロクのボードにイベントを配置していきます!
イベント配置前の準備
前回、進行ルートのマスに黄色のダミーを置きましたが、フチドリ線としては派手すぎでした。なので、まずはこれをベージュっぽい地味な色に変えます。
そのうえで、スタート&ゴールを明示します。
1回休みの扱い
さて、イベントを配置する前に考えなければいけないことがあります。それは「1回休み」の扱いです。
元々は35マス程度の短いスゴロクにすることを目指していましたが、今回は絵の都合で55マスになってしまいました。想定より長いのに、さらに1回休みを多用してしまうとプレイ時間が長くなってしまいます。
そこで今回のスゴロクでは「1回休み」をほぼ使わず、逆にイベントマスに止まるとさらに進める「ジャンピングチャンス」を多用するようにしてプレイ時間の短縮を行なうことにします。
とはいえ「1回休み」がひとつもないのは寂しいので、ゴールの1歩手前にだけ配置することにします(昭和TVアイコン)。
1位のプレイヤーがここで1回休みになると後続プレイヤーには最後の逆転チャンスが生まれるので、盛り上がりどころになることを期待します。
イベントマス(ジャンプ)を配置
あとはジャンピングチャンスのイベントマスを配置していきます。
ここで注意するのは、あまり頻繁には配置しないことと、イベントマスが連続しないようほどほどに離して配置することです。
まだジャンプする量を決めていませんが「もう1回サイコロを振って進む」で「6」が出たときにさらにイベントマスに止まってしまうのは基本的には避けたいので、イベントマス同士の間は6マス以上空けます。
なお、イベントマスが1種類では寂しいので、2種類用意することにしました。『マグロ』と『缶詰』です。
『マグロ』は素直にたくさん移動できるものに、一方『缶詰』はひと癖あるようにしたいところです。
なお、スタート直後とゴール直前はサイコロ運だけで競争してほしいので、少し長めにイベントマスを配置しないようにしました。
連続イベントゾーンを作る
イベントマスは連続で踏まないことを基本として配置しましたが、現状ではけっこう「まばら」なので一度も踏まないプレイヤーが出そうです。
ただサイコロの出目のぶん進むだけでは面白味がありませんから、少なくとも1~2度イベントマスを踏んでほしいところです。
そこで、中盤にはあえてイベントマスを連続で踏む可能性がある連続イベントゾーンを作ります。ゲーム前半での順位が固定化されずにシャッフルされることも狙います。
とはいえ、ここで1位の人が2位以下を大きく引き離すことになると白けてしまうので、注意が必要です。『マグロ』と『缶詰』、2種類のイベントマスに止まったときのイベントの内容をどうするかがとても重要になります。
次回、イベントマスの内容を決めてスゴロクを完成させたいと思います!
(つづく)