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忘れ去られた抱負たち

年末のなにが楽しいかって、そりゃあ「来年の抱負を考える」ことですよ。あ、タイトル写真は「今年を振り返る」ということです。

今年の抱負は「苦手なことに挑戦する」だったので、いろいろなことに #苦手チャレンジ してきました(記事にしていないことも含めて)。しんどいわーと思いつつも、おおむねうまくいったし、楽しくもあったのでまあよかったのではないかと自分では思っています。

ただ「今年の」と言っても実際には今年限りのものではなく、1年通してそのテーマに慣れることで「一生のもの」にしていければいいと思っています。これまでもその年の抱負にしてきたことを身に着けてきた……はずです。

これまで抱負にしてきたことは、例えば……

なんでしたっけ。

忘れちゃうんですよ。過去に、なにを抱負にしてきたかを。

今年で言えば「苦手だからと避けてきたことに挑戦すると、意外とうまくやれるし、新鮮味のある日々を送れる」という感覚はもう染みついており、特に意識せず来年以降もやっていけるという実感があります。でも、そうなると「かつて、苦手なことに挑戦する、という抱負を立てた」ことはどうでも良くなってしまいます。"今"となっては当たり前になってしまうから。

逆に考えれば、抱負を忘れてようやく「成功」と言えるのかもしれません。意識せずにやれるようになっているわけですからね。

なお「苦手なことに挑戦」は、とても小さなことから無理なく始められるので、オススメです。来年の抱負に迷った方は、ぜひ!

来年の抱負どうしよう

さて。では「来年の抱負」をどうするか。

今ちょっと気になっているのは「後手に回らない」ということです。以前記事にした『日本の反知性主義』編者の内田樹さん(肩書いろいろ)のTwitterやブログを読んでいると「○○は後手に回っている、うまくいかなくて当然」的なことをよく書いておられるのです。

ただ、この言葉に影響されて「後手に回らないようにするぞ」というのではすでに後手に回っているわけです。

やあ、なんだかめんどくさい話になってまいりました。

ま、今すぐ来年の抱負を決めなければいけないわけではないので、この件はまだよく考えたいと思います。

そうだ! そういえば「よく考える」を抱負にした年がありました。それを思い出してしまうのは、まだ身についていないからかもしれないですけどね。

(新年につづく)

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