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ドラマやアニメ、映画、ブックレビュー

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ドラマやアニメ、映画、雑誌・書籍などのレビューです。 だいたい余計なことを書いています。
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#読書

『一九八四年』

現実の報道やSNSに触れる日々、「それは言論統制だ! まるで1984だ!」と誰かが言えば、「そう…

速読は実在するのか? ②ひらがな飛ばしに挑戦

「速読なんて、無理無理」とは思うものの、できるものなら身に着けたい! せめて「少しは速く…

速読は実在するのか? ①白鯨による訓練

本を読む人なら、あるいはウェブでテキストを読む人でも、誰もが一度は望むことといえば"速読"…

誰得ドット絵『京極夏彦』

今回の誰得ドット絵、ご存じない方には「なにが?」って言われそうな一発ネタなんですけど、日…

読書『自由研究には向かない殺人』

引越にともなうネット難民化のせいもあって、近頃は読書が捗る日々でした。ネットにつながらな…

『逆資本論』は禁書になれるか

コミック『逆資本論』を読みました。著者は『中国嫁日記』でおなじみの井上純一さん。一昨日発…

よみやすい文章との奇跡の出会い

同時期に出会った2冊の本。一方はひたすら読みにくく、一方はとことん読みやすい――なぜ、このような違いが生まれるのか。比較することで、見えてくることがある。 なーんて文章は読みにくく、悪い文章のいい見本です。 「あんたはその2冊の本に何か感慨深さを覚えいてて、じっと見つめて思うところもあるだろうけど、こっちはそんなの知らないよ!」ってなもんです。かっこつけてて、自分に酔っていて、いきなり読み手の気持ちが離れてしまいます。しかも、自分自身は得たのであろう結論については欠片も示

よみにくい文章との運命の出会い

たすけて! いま読んでいる本が読みにくい! というわけで(?)今回は、このネガティブに過…

人類補完機構

先日、シン・エヴァンゲリオン劇場版を観た。感想は月並みで「ちゃんと終わってよかった(ね)…

#読書『彼女は頭が悪いから』

2016年5月に起きた東大生5人による強制猥褻事件をもとにした小説。著者の姫野カオルコさんは裁…

#読書 『原発亡国論』

『原発亡国論』(2021年)を読んだ。PCを使ってなにかを作る作業を続けてきた身としては、電力…

#読書『日本の反知性主義』(内田樹編)

難しい本『日本の反知性主義』を読みました。 本書は神戸女学院大学名誉教授で思想家かつ武道…

BはバカのB(ではない)~フィクションとノンフィクションの境界

『B層』という言葉があります。はじめて聞いたときは「B級」みたいに「少し劣る」くらいの意味…

読書『オールザットウルトラ科学』

なんと非常識なぼくは長いもの巻かれるように心がけているので、なんだかよくわからないことであっても、ひとの真似をしてやってみることがあります。そして、真似をしてみて、後悔することも。 SNSの時代になって、ひとびとは有名人著名人の真似を始めました。誰かが亡くなれば「お悔やみを申し上げます」と。故人はもちろん、その親族に届くわけでもない、ぼくはその仕草がなんなのか理解ないけどまともな人たちのやることだからと真似をしてみて、そしてやめた。べつに世間の在り方に背を向けようと思ったわ