#5 大学院実践演習2の様子について
5週目の今回は「第5回大学院実践演習2の様子について」をご紹介します。
<投稿テーマ>
1. 九州工業大学について
2. 需要創発コースについて
3. HPC2020チームについて
4. 大学院実践演習1の様子について
5. 大学院実践演習2の様子について(←This week!!!!)
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1.はじめに
大学院実践演習2は2020年9月 〜 2021年3月の期間で取り組みました。
実施した内容としては以下の5点です。
①基本設計書の作成
②開発スケジュール作成
③勉強会の実施
④第1フェーズ開発
⑤第1フェーズ開発まとめ資料の作成
1つずつ紹介していきます。
2.基本設計書の作成
まず最初に基本設計書の作成を行いました。
実践演習1の時に作成した要件定義書をもとに、機能を具体化していきました。
基本設計書に次の項目を追加しました。
エラー処理、config file定義、コマンドオプション、業務フロー、クラスタID
3.開発スケジュール作成
googleスプレッドシートを使用してWBSとガントチャートを含むスケジュールの作成を行いました。
これが実際の画面を一部抜粋したものです。
しかし、ドキュメントの整理を行った際にドキュメント管理にnotionをメインに使用することを決定しました。それに伴いスケジュール管理もnotionの機能を使用することにしました。
そのため現在はnotionのタイムライン機能を使用してスケジュール管理を行っています。
notionのformulaを利用することで進捗を可視化する工夫を施しました。
3.勉強会の実施
メンバー間の知識の差が顕著だったため、勉強会を実施しました。
勉強会は全7回行い、内容はPythonの使い方、APIの使い方をみんなで勉強しました。
さくらのクラウド(API)に関しては、まずさくらのクラウドのGUIからクラスター構築・変更・削除を実施しました。
次にAPIを使用してさくらのクラウド上のクラスター構築・変更・削除の行い方を参加メンバー全員で確認しました。
Pythonに関しては初歩的なところ(クラスって何?、モジュールの使い方とは?等)から勉強を始めました。
この勉強会のおかげでAPIについての理解が深まり、スムーズに開発に着手することができました!
4.第1フェーズ開発
いよいよ本格的にsaclusterの開発に着手します。
第一フェーズでは以下の機能を実装しました。
<実装機能>
・認証
・クラスタ構築
・コマンド処理
・通知機能(slack・LINE)
・ロギング
・config定義機能とクラスタ構築機能の連結
それぞれの機能をつきやまくんが主体となって開発を進めていきました。
また、開発と同時に詳細設計書(アクティビティ図)、テスト設計書の作成も行いました。
この時期は学会、研究、就活、他の授業等 様々なイベントが重なり、今回の開発が負担になることもありました。
チーム開発の難しさを痛感しました。(※現在は順調です!)その影響でメンバー間の衝突も起き、チーム開発の難しさを痛感しました。(※現在は順調です!)
5.第1フェーズ開発まとめ資料の作成
第一フェーズ開発のまとめとして2つの資料を作成し、学校と企業に提出しました。
第一フェーズガイドライン及び仕様書:saclusterの使い方やオプション、パラメータの説明を記載しています。
saclusterマニュアル動画:saclusterの使い方をよりわかりやすく説明するために作成しました。クラスタ構築のデモ、オプションの説明を実際の画面を使用しながら説明しています。
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最後までご覧ただき本当にありがとうございました!
saclusterの第1フェーズ開発分はこちらから利用できます。(githubのリンクです)
ご興味のある方はぜひご覧ください!