竹内まりや けんかをやめて
何かのリコメンドで表示されたので、朝から思わず竹内まりやを聴いてしまいました。歌を聴くって良い気分転換になりますよね。仕事をしあげて頭が呆けたときに、じっくりと歌を聴く時間を作るのは最高だなぁ。
中学生の頃、僕は薬師丸ひろ子が好きで、親友は原田知世が好きでした。お互いに「なんだ、あんなオカチメンコ!」といって貶しあっていたのですが、まぁ楽しかったです。中2ですから。
僕が、竹内まりやを知ったキッカケは薬師丸ひろ子でした。彼女のアルバムのなかに「元気を出して」という曲があって、それを作ったのが竹内まりやでした。いま調べたらそのアルバムは1984年発売。14歳。中2。ビンゴ!
人生はあなたが 思うほど悪くない
早く元気出して あの笑顔を見せて ~竹内まりや「元気を出して」より
素晴らしい歌詞ですね。失恋で傷ついた友人を励ます、女の子同士の曲です。薬師丸の清純な歌声にピッタリ。若き僕の胸に突き刺さりました。どうやら実際に竹内は、誰かをイメージして書いたようです。
しかし竹内は、そんな風に乙女の友情を描いたかと思うと、一方で「けんかをやめて」で乙女の悪魔性を描き出しています。二人の男性の間で揺れ動く乙女心とか言われますが、そんな簡単なものなのでしょうか。
ごめんなさいね 私のせいよ
二人の心 もてあそんで ~竹内まりや「けんかをやめて」
知っててやってんだもんなぁ。それなのに「私のために争うのはもうやめて」なんて。勝手なこと言うなよ!本当にエグイ!ちなみに、こちらは河合奈保子に提供されたものです。よく合ってますね。いや、良い意味で。
今日久しぶりに聴いてあらためて思いましたが、竹内まりやはひきだしがいっぱいあるってことなのでしょう。しかし、言葉はシンプルで的確で無駄がありません。それでいて、情緒をしっかり湛えています。天才ですね。
僕は、音楽性についてとやかく言うことはできませんが、言葉についてはすんごく評価しています。だって、「けんかをやめて」の悪魔女子ですら、竹内の筆をもってすれば「嫌いだけど好き」って感じに映ります。(笑)
これは、すごいことだなぁと思いますね。小説書くの、また再開したくなっちゃったなぁ。僕は、殺人事件とか、トリックとかSFとかあんまり興味ないので、絶対売れない小説しか書けないからやめようと思ったんですよね。
いまの時代に求められてないものだったら、書けそうな気がします。
時代から求められない作家「文系ヒロ」
それで行ってみよっかな。
キレイに心磨けばきっと
運命は笑いかける ~竹内まりや「明日の私」より
はい、行ってらっしゃい!