Double Ferrari

2024年10月27日
ハイパーホッケー大喜利トーナメント第5回

優勝しました!
これが大会初優勝!!

ここでは回答のしがみ等は扱いません。
ほとんど自分語りの内容で恐縮です🙏
さらにきちんと覚えていない箇所も多く、間違っている箇所などもあるかもしれません。
ご了承願います。


前日まで

結成

7月12日。
ハイパーホッケー開催の予告がされたのを見た時、シュヴァルツに真っ先に声をかけた。
何かしらの大会でいつかチームを組もうという話は元々していたけれど、ハイパーホッケーは特に我々向きなルールだと思っていた。
タッグとして得意不得意を完全に補完できる訳ではないけど、どちらも加点を得意とするのでアグレッシブに行こうというコンセプトは一応あった。
ただそんなことよりもそれ以上に彼と一緒に戦ってみたい、勝ちたいというのが一番だった。

タッグ名「ダブルフェラーリ」はシュヴァルツ考案。
2019年ラグビー日本代表両ウィングのことを指し、当時の松島選手と福岡選手の速さや得点力などの意味合い、高級車のイメージから「これにしよう」と決断した。

ニシダアツシさんによる抽選キャスが行われたが、いつまで経っても名前が呼ばれず、おいヤバいぞ…エントリーミスか?とザワザワしていた。
結果、日曜開催分の最後にようやく呼ばれた(全体の64組中64番目)。
おいおい…とは思いつつ、これはこれで悪くないぞという気持ちもあった。
俺は冠到杯四人目では36人中36番目に出場が決まった身で本戦進出したし、今回の大会は呼ばれた順にそのままトーナメント表に入るので前半よりは後半になった方が心理的に良かったというのもある。

その後もシュヴァルツとは大喜利会や食事などで話す機会があり、
「私に任せて」「0点は出さない自信がある」「決勝までなら行ける」みたいなことを言っていた。
彼はここまで強気なことを言うほうではないのだが…
チーム戦ということもあって奮起させるような言い方をしたのかもしれない。
ともあれ、気持ちで負けてはならない。
目の前の一試合を全力で戦おう、と思いを一つにした。

対策会

10月11日。
セトピア主催の対策会に招待していただいた。
この時はスランプが長引いていたのもあり、3試合やって3敗してしまった。
最初の試合で(相手がそういう相手だったのもあるが)速答でボコられて負けたので少しムキになってしまってそのまま3連敗という結果に…
流石にショックだった。
シュヴァルツは「悪いのは全部吐き出した」「揺り戻しで本番は勝てる」と、努めて前向きに捉えていた。
結果は結果とはいえ、確かにこれが練習で良かったと考えるべきか。
実際この経験がいい反省にもなったと思うし、対策会がなかったら本番で勝てた可能性はかなり下がっていただろう。
ありがたいね。

当日

12時を目安に秋葉原へ。
食料を買って早めに到着するとビルの前にシュヴァルツら数名がいた。流石。
席に着いたら作戦などの最終確認や栄養補給などをいつも以上にしっかり行った。
決勝に進むことはこの時点でかなり意識していたので、最初から長期戦の心意気でいた。
彼のパフォーマンス・実力面については信じきっていたので、俺は体力面や精神面を案じて声かけとかサポートに気を配るよう心がけた。
あと、大会が始まると彼はいつも通り回答メモを取っていた。

一回戦

一回戦はグルのかっぱ寿司(Yまとさん、魔法のタイらんどさん)との対戦。
あまりお二人の回答の色やルール適性などの情報が分からないので、気にせずというか、その辺はあまり考えず自分たちのことを考えようとした。と思ったらまほタイさんがなんか持ってるし、自己紹介で漫才かまされたぞ
結果は我々はどちらも有効打を放つことができ快勝。
この一勝が本当に大きかった。
固有名詞回答がハマってくれたことで個人としても勢いに乗れたし、「今日はいける」と手応えも掴んだ。

二回戦

二回戦はやまびらき(fujiさん、首上オープン)との対戦。
開場前に「二回戦で当たりますね」などを話していて、実際この二人とは戦いたかった。
乗ったら怖いが付け入る隙もあると思いこちらも負けじと応戦するも、やや劣勢の状況に。
相手に一気に得点されなければ追いつける感覚はあったので、このあたりからフィジカルを使いつつ再びエンジンをかけた(同時に、潰された要素を使わない対策で相手の回答を聞く作戦を遂行できなくなっていた)。
三問目の「缶ビールを開ける音で酔ってしまう人」みたいなお題で審査員の票が伸びず、ちょっと頭が停滞して回答を考えあぐねていたところを彼が助けてくれた。
結果、辛勝。
苦戦を強いられたものの、僅差で勝つという違うパターンの勝ち方もできたことが後々効いてきたと思う。
この時点でベスト4入り。
大きな壁は一つ超えた。
もう一度、気を引き締めた。

準決勝

準決勝は猪、八戒。(シャープくんさん、鉛のような銀さん)との対戦。
このお二人と試合できるの凄いって。
最大火力で敵う相手ではないが、場の流れはこちらにあるように感じた。
ただこの試合はヒヤヒヤした。
主導権を先に握られ苦しい展開が続き、先に6点目を取られた時は負けを覚悟した。
展開がハイペースだったか、結果的には二問目での決着とはなった。
薄氷の勝利。
もう感情が抑えられない。
ややぎこちないハイタッチを交わし、難敵に勝利したことと決勝進出したことを実感した。
隣の席についていたヅカマゲドンさんと羊狩りさんなどに声をかけていただいたことも励みになった。
あと一試合、やるだけだ。

決勝

心拍数がぐっと上がる。
準決勝から連戦だったのもあるが、深呼吸なしでは冷静さを保てなかった。

決勝は面白兄妹(ニセ関根潤三さん、いい女さん)との対戦。
このタッグはこれまでの試合でとんでもない勝ち方をしていたので、その勢いで来られてしまうとどうしようもない。
序盤先制されるも、こちらも何とか食らいつく。
若干向こうが乗り切れてないか…?と思っていたら、いつの間にか二問目マジックタイム時点でなんとこちらのマッチポイント!!
まさに無我夢中だった。

…ここで一点反省を。
二問目マジックタイムのラスト一答は、俺が行けば良かったと思った。
念のため書くが、ポイントがどうとか俺なら得点できたかなどという結果論ではない。
ただ回答権を簡単に譲ったことを後になってから「やってしまった」と思った。
最後の最後で甘さが出た。隙を作ってしまった。
すごく嫌な予感。

試合は三問目に入り、変わらずこちらがマッチポイントの状況。
相手との戦いというよりは時間との戦いだった。
とにかく逃げ切らなければ…

やはり審査の手は重くなる。
一答目が外れたあたりで俺は平静さをほぼ失っていた。
手が震える。
極限に近い状態になりながらも、なんとか回答を仕上げる。

そして……

三問目、最後のお題
最後の回答。今思えば「暗殺」の要素を読み違えていた

審査員三名の挙手を見るやいなや、拳を握りしめた。
戦いは終わった。
高揚感に包まれる。
全てが吹っ飛んだ。

大会後

何が起こっていたかは覚えていない。
叫んだり目が潤んだり抱きついたりと忙しい人間がそこには居たが、
俺は優勝したんだ。
戦友と、優勝した。
栄冠を勝ち取った二人は至福の時を味わった。


右の肺が痛んだ。声量のリミッターを超えてしまったようだ。
それから頭痛もする。
これが優勝の代償か…
優勝者コメントを考える頭も残っていなかった。文字通りの真っ白だった。

そして羊狩りさんから直々にあのお言葉もいただいた!!
えちえち&シュヴァルツ、冠到杯、卒業!!

記念撮影ののち、休憩の時間。
いろんな方たちに囲まれ、たくさん祝っていただいた。
喜びを分かち合った時間もまた宝物だ。
まともな受け答えができていたかは置いておいて…
通知もたくさん来ていた。
みんなありがとう……♡

ビッグチャレンジ、その後

優勝タッグの特典、ビッグチャレンジ。
パジェロが当たるダーツのアレだ。
俺のリクエスト商品はバッティンググローブとアミノ酸サプリメントで、シュヴァルツが本2種類。
あまりに対照的で色々突っ込まれたりした。
手震えや手汗と戦いながら、俺が3本投げてたわし1個、バッティンググローブ2個を獲得。
最後の1投で「本を当てます」と宣言してからの流れで既に獲得したグローブに刺さった時はさすがに笑った。
話し合いの末、結局たわしも俺が持ち帰ることに。
たわし、大事にします!


その後はエキシビションのフィジカルメール大喜利が行われ、審査員を務めた。
一、二回戦敗退とはとても思えない素晴らしい方々による、生き生きとした大喜利を間近で観られたのがシンプルに楽しかった。
チャンスさんがとにかく大暴れしていて、それに周りも乗っかったりしていた。

最後はシュヴァルツから誘われ、ボケルバソファで写真を撮ることに。
しかし俺は表情を作るのが下手…!
かな芝さんに2度も撮り直しをお願いしてしまった…🙏

最後に

俺もシュヴァルツも力を発揮できて、今回の優勝は間違いなくどちらが欠けても成し得なかった。
俺が崩れた時は必ず救ってくれたし、俺も足を引っ張ることなくがむしゃらにポイントを稼げたと思っている。
それにしてもシュヴァルツの安定感や冷静さが際立っていた。
だからこそ隣の俺も勇気づけられたし、安心していつもの調子で戦えたんだと確信している。

本当に頼もしい相棒だった。
組んでくれてありがとう。


どっちが先に冠到杯卒業するかなんて話もしていたけど、同時だったな、ワハハ。

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