見出し画像

初心者さん向け!ハンドメイド作家活動のポイント

前回、前々回の記事の続きです。

これまで多くの生徒さんを見てきましたが、作家として成功するのが早い人には共通点があります。
それは 「とにかくたくさん作っている」 ことです。

質にこだわるあまり、慎重になりすぎて何も仕上げられないより、量をこなして行ったほうが上達が早く、結果的に質もついてきます。

同じ作品でも、数を並べるだけで写真が映え、見た人の購買意欲を引き出します。
たとえば、1〜2個だけの作品では「試しに作ってみたのかな?」と見られてしまいがち。
クオリティがそこまで高くない場合、購入につながりにくいことが多いです。

しかし、多少の荒削りさがあっても、10個、20個と並んでいるとワクワク感があり、「ひとつ欲しいな」と思ってくれる人が出てきます。

もちろん、 高単価な一点物の作品は「希少性」が価値になりますが、多くのハンドメイド作品は 「数を揃えて売る」ことが売上につながる もの。
作家活動を軌道に乗せるには、まず 「安定して供給できる作家」 という印象を持ってもらうことが大切です。

また、 最初は価格を低めに設定するのもおすすめ です。
「売れている作家の価格帯に合わせる=すぐに売れる」わけではありません。
まだ実績のないうちは、まず 「選ばれる経験」 を積み、レビューを増やし、信頼を得ることが先決です。

私自身も活動を始めた頃はトースト1個400円台で出品していました。
そこから少しずつフォロワーが増え、「この人の作品はすぐ売り切れるからフォローしておこう!」と思ってもらえる流れを作ることができました。

飛ぶように売れるようになってきたら、少しずつ上がっていく作品のクオリティに合わせて、需要と供給のバランスが取れる価格帯に移行していくのです。

「薄利多売で意味があるの?」と不安に感じるかもしれませんが、 最初の目的は「認知されること」
「今は時間を投資するフェーズ」と理解し、 プロ作家になるための戦略 を立てていきましょう。

まずは基本をしっかり押さえる

前回と前々回の記事では、 映え感のある写真を撮ったりアカウントを伸ばすために【基本的に】「やった方が良いこと」や「避けた方が良いこと」 をお伝えしました。

ただし、これは 「認知されていない段階」 での話。
十分にアカウントが成長すれば、作家自身の個性を活かした運営にシフトしていくことも可能です。

今は作品に注目してもらう時期

このフェーズでは、まず 造形力・撮影力・販売力 を磨き、「不利なことをしない」 ことが大切です。
認知されてフォロワーが増えてくると、作家自身に興味を持ってくれる人も増えます。
その段階に入れば、より自由な表現や運営ができるようになります。

というわけで今回のまとめです

たくさん作り、ワクワク感の演出と信用を得ながら質を上げる
価格を低く設定して認知スピードを上げる

「今は認知されるためのフェーズ」と意識して、まずはアドバイス通りに実践してみてください。
この取り組みが、きっと皆さんの世界観を輝かせる力になります!

少しでもこの記事が役に立てば嬉しいです!

いいなと思ったら応援しよう!