見出し画像

連載 タッチの力13 森本義朗・後編「リハビリテーションと“触れ方”」

この記事は有料です。

日本には「タッチ=触れる、触れられる」の機会が少ない。そんな思いから、日本のタッチ研究の第一人者である山口創先生(桜美林大学教授)をはじめ、セラピストの有志が集い「日本タッチ協会」の設立を準備中です。

その一環として行われている、タッチのスペシャリストたちによるワークショップ(通称:タッチ協会山口ゼミ)の模様をお伝えしていきます。

四人目は森本義朗さん(国際統合リハビリテーション協会 会長、理学療法士)。いわゆるリハビリテーションの現場で、タッチがどのように考えられているか、また本来あるべきリハビリの姿とは。2回に分けてお届けします。

連載・タッチの力13

森本義朗・後編
「リハビリテーションと“触れ方”」

語り・スライド提供●森本義朗/国際統合リハビリテーション協会
写真・動画●コ2編集部(☆)

森本義朗さん(写真右、☆)

PT、OT、STがもっとも知りたいのは「触診」!?

コ2編集部(以下、コ2) 前編では、リハビリテーション(以下、リハビリ)の考え方についてお話いただきました。タッチ協会とのからみでいうと、いわゆる「リハビリ専門職」である
・理学療法士(Physical Therapist;PT)
・作業療法士(Occupational therapist;OT)
・言語聴覚士(Speech-Language-Hearing Therapist;ST)
のみなさんは、“触る”ことに対して、どのような研鑽をつんでおられるのでしょうか。
学校で“患者さんへの触れ方”について、実地で習うことってあるのですか?

ここから先は

4,129字 / 3画像

¥ 150

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?