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瞬撃手が解く、沖縄空手「基本の解明」 第十四回 「沖縄古武術」

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数年前から急速に注目を集めた沖縄空手。現在では本土でも沖縄で空手を学んだ先生も数多く活躍されていることもあり、秘密の空手という捉え方から、徐々に地に足の着いたものへと変わりつつある。ここでは、多年に渡り米国で活躍し、“瞬撃手”の異名を持つ横山師範に、改めて沖縄空手の基本から学び方をご紹介頂く。

瞬撃手が解く、沖縄空手「基本の解明」

第十四回 「沖縄古武術」

文●横山和正(沖縄小林流研心国際空手道館長)

対人訓練で得られるもの

沖縄空手というと、もうひとつの特長に徒手空拳で行う空手と兼行した棒=棍、サイ、ヌンチャク、トンファー、鎌等の古武術(武器術)の存在があります。

現在でこそ沖縄空手は日本本土でも普及を始め、それとともにこうした武器術も紹介され始めています。しかし、以前の本土の空手観といえば「空手は素手の武術」「素手を武器化する」といったものがほとんどで、古武術はあまり知られておらず、時に習われていても、その位置づけは実践武道というよりは保存的な意味合いは否めませんでした。

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