世襲制の弱点7月14日
世襲と言うのはとっても便利な制度である。
成功の条件が運の良いことであるから、世襲制は彼らにとって最高の制度なのである。
しかし、たまにこんなこともある。
彼のことをたくさんの人が恨んでいる、なんてことは彼には関係がない。
彼自身は育ちがいいから。
何をやっても罪の意識がないということは育ちの良い子の特徴なのだ。
まして、そんな彼に忠告してくれる人なんているわけがない。
警戒心なんて全くないのだ。
せめて奥さんや家族の誰かが警戒心があればいいけど、どの人もこの人もいい家の育ちと来ているからどうしようもないのである。
世襲制の弱点はこういうところにあるのである。
ある国の大統領が自分の子供達に成功するための条件を教えたことがある。
たった一つである。
誰も信用するな。このオレさえも信用するな。
ちなみに、この一族は稀有なことに全て優秀な子女が育っている。