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作業工程の粒度
案外と難しい作業工程の粒度
業務フローやら業務プロセスを管理しようと思うと、案外と難しいことに気づかされます。
調べてみても、複雑性だの工程の長さだので変わるとか、いろいろと曖昧だなぁと思うことも多いのではないでしょうか。
案外と教科書的なものを読んでも、もやっとするんですよね、これ。
どーしたらよいのか、ということでポイントをしてみます。
ポイント1:目的を忘れない
業務プロセスやら業務フローを整理しようとする背景というか、目的はおおむね、
アウトプットのQCDをコントロールする
そのためにヒト・モノ・カネをうまく使う
となります。
ポイント2:目的の大きさから粒度を測る
そうなると、気になるのが、その目的が対象とするモノの大きさです。
グローバルサプライチェーンみたいな巨大なモノを対象にするなら、
原材料生産→加工→輸送→加工→納品
みたいな大きな粒度でもよいかもしれません。
じゃあ、ここの「加工」を目的の対象にした場合、
受入→保管→処理(皮むき)→処理(切断)→検査→出荷
みたいに、ちょっと粒度が細かくなっていきます。
さらに「処理」を目的を対象にした場合は、こんな感じ
皮むき器にセットする→皮むき器を回す→皮むき器から取り外す→(略)
この中の「皮むき器にセットする」を対象にするなら
ジャガイモを袋から取り出す→皮むき器のトレイに乗せる→(略)
この中の「ジャガイモを袋から取り出す」を対象にするなら
右手を袋に伸ばす→ジャガイモを1個つかむ→右手を持ち上げる→(略)
といった感じに、目的が対象とするモノの大きさによって、管理しやすい粒度が変わります。あたりまえっちゃ当たり前ですね。
ポイント3:業務を切り分けるところ
これも比較的難しいのですが、上記の目的・粒度にのっとって、管理しやすく処理を区切る必要があります。その区切りは、おおむねこんな感じ。
担うモノが変わる
連携の効率の観点
会社が変わる>建物が変わる>責任者が変わる>作業者が変わる>道具が変わる
作業が変わる
ヒトの作業効率の観点
生産、加工、輸送>運搬、皮むき、揚げ>右手、左手、機器>手の上げ下げ、顔の向き
使うモノが変わる
モノの稼働効率の観点
建屋、船>その中の場所>機材、機械>道具>セット位置、操作盤
と、こんな観点。
まぁー、こんな感じで作業工程を区切っていったら、あとはボトルネックを探したり、作業工程の結合や分解をしたり、という感じですかね。