絶対に忘れない人生初の知恵熱と、記憶朧げな奨学金の応募
合宿先で38℃以上の高熱
留学が一年延びてしまい足掛け2年でやっと留学に行くので、平沢奨学金に応募するときにどんなことをしたのかや、何を書いたのか、何を言ったのかがだいぶぼやけてしまいました。
それでも、記憶にはっきりと残っていることがあります。
2019年の秋、私が平沢奨学金を見つけたのは応募締め切りの約1か月半前でした。Facebookでたまたま広告が流れてきて、何が私のアンテナに引っかかったのかもう覚えていないけど、留学するつもりなんて全くなかったのに応募してみることにしました。
とはいえ、締め切りまで時間がない。
私が必死にアプリケーションを書いていたのは、大学のリトリートと呼ばれる合宿でした(1年生の時に実行委員をやったので、サポートのためのOB・OG枠で行きました)。
リトリートの主役であるフレッシュマンたちが深夜までおしゃべりしたり人狼したりしている中、先輩につきっきりで壁打ちをしてもらって、深夜2時とか3時くらいまでカタカタ書いていた気がします。
その時は、特に体調に異変があったようには感じていなかったけど、部屋のに戻ってベッドにもぐりこんだ瞬間、意味が分からないくらいの悪寒と関節痛。あまりにガタガタ震えているので、ルームメイトが起きて看護師さんを呼んでくれました。
そして発熱。38.5℃。
翌朝も体調は悪いまま。もしかしたらインフルエンザかもしれないからと、帰りのバスは、私と看護師さんと職員の方3人だけの貸し切りでした。看護師さんにも、先輩たちにも、先生や職員の方にもたくさんの心配をおかけしました…。後にも先にも、頭を使って熱を出したのはこの時だけです。
奨学金に応募するには
そんなアクシデントがありつつ、何とか締め切りに間に合いました(最後のポスト投函も一波乱あり…ドラマチック)。
これから平沢奨学金に応募しようと考えている人は、十分に余裕をもって、想定外のアクシデントも起こるかもしれないと思いながら準備してくださいね。
応募に必要な情報は、こちらの応募要項を見てください。
私の時とスケジュールが変わらないと思うので、スケジュールはざっくり以下の通りです。
7月~8月 2022-2023年派遣奨学生 募集開始
10月半ば 応募書類締め切り(当日消印有効)
11月中旬 書類選考の結果通知
12月上旬 2次選考(面接)。当日に結果が来ました。
こんな感じで年内には選考が終わります。
夏から準備してもあっという間かもしれません。
応募するときに提出した書類は以下です。
(1) 履歴書(英文)(英文タイプによる。家族構成及び連絡先を付記のこと)
(2) 応募理由(英文)
(3) 小論文(最近の国際情勢に関する和文約2,000字)
(4) 推薦状(専攻学科指導教授、または、これに準ずる責任者の署名のあるもの)
(5) 承諾書(留学生として1年間渡米することを承諾する旨を記した父母の承諾書)
(6) 出身高校の成績証明書
(7) 受験料の振込明細書、または、そのコピー。
(8) TOEFLかIELTSの公式スコアレポート
※スコア発行には時間がかかりますので早期の受験をお願いします。
この中で一番馴染みのなかったものが英文履歴書。「CV 書き方」で調べたり、海外の大学院の入試を受けた先輩に聞きました。
志望理由書や小論文の内容は正直あまり覚えていないけど、添削してもらった教授にめちゃくちゃ赤ペンを入れてもらいました。でも、最終的には納得いかず、直さなかった部分があるバージョンで出した気がするので、やっぱり自分が思ってるままに書くのがいいのかも…。
志望理由書いたり小論文書いたりも大変だったけど、大学の教授に推薦状書いてもらったり、高校に成績証明書を取りに行ったりすることも意外と大変でした。もちろん、TOEIC、TOEFLのスコアは数日で準備できるものではないので、早めの準備が必要です。
2次試験は面接です
2次試験に集まったのは私含めて3人。
ほかの二人は、もちろんとても優秀そうではあるんだけど、ちょっと尖っているというか個性的というか、自分を強く持っていそうな人な感じがしました。そこまでピリピリせずにいたけど、みんなやっぱり緊張していたと思う。
面接自体は体感は20分くらいだけど実際には1時間くらいあったらしい。
面接官は3人で、英語と日本語の質問がランダムに飛んできます。英語は結構パヤパヤな受け答えだったけど、私は総じて楽しかったなぁ。
覚えているのは「もしこの面接落ちたらどうしますか?」という質問。
「まぁこれで受からなかったら、私の人生の中でそういうタイミングじゃないってことですよね、諦めます」って言った気がする。なんかこのよく分からない達観みたいなものが、うまくキャラクターを伝えられたのかも、と思っています。
ちなみに、書類審査の時点でどのくらいの応募があったのかや、倍率が例年どのくらいかはスカラーになってからも分かりません。
2次試験に集まった人や歴代スカラーを見ると、ただ頭がいい人というよりもユニークネスや個性、臨機応変さ求められている気がします。決して広くはない関門ですが、ぜひチャレンジしてみてください。
p.s. 今年の募集が始まりました。文中にある応募要項をご覧ください。