【資格】測量士(補) その2 試験概要と対策
1 測量士補の試験概要
(1)法政大学
法政大学文学部通信課程を卒業すると、測量士補を取得できるという。ただし、測量士補は簡単な資格なので、資格だけを目的としてわざわざ大学へ学士入学するのは思案のしどころだ。
(2)試験を受ける
出題範囲はこのリンク先記載のとおり。
測量士補の場合、試験はすべて択一式であり、28問、合格基準は450点/700点(約65%)とされている。注目しなければならないのは、28問のうち8問前後が計算問題であることだ。
合格基準65%として、仮に配点が均等すると28*0.65=18.2なので、19問の正解が必要となる。
ここで計算問題8問を捨てると、20問のうち19問の正解、実に95%の正答率が必要となる。これはほぼ無理だ。
僕は1問しか取れなかったが、計算以外の問題が簡単な回だったので、ギリギリ合格した(19問)。十分に計算問題の対策を行い、少なくとも2〜3問は取っておきたい。
2 試験対策
測量とは高い精度が求められる。「測る」ことは簡単ではない。鋼鉄製の巻尺でさえ気温によって伸び縮みすることがあり、専門の機械にすら誤差がある。そこでトランシットという機材は、一度測った後で望遠鏡を反転させて再度測り平均を取るとか、そういった手続がある。こういうことを覚えていくのがこの試験だ。
公務員のほとんどは実際に機械に触る機会がなく、具体的に作業のイメージが沸かないだろうから、栗原哲彦=佐藤安雄=吉野はるか『マンガでわかる測量』をお勧めしたいと思う。測量の原理や作業が絵で紹介されているので、非常にお勧めだ。
また、国家試験は過去問演習が必修である。専門の本を買ってもいいと思うが、僕はこのサイトの〇×問題を利用した。
対策はどれくらいの期間を要するか。私立文系で数学が苦手な僕の場合、おそらく15~20時間だった。