[240727]パリ五輪、開幕
■7.27(Sat.)
これを書いている今日は、2024年8月2日(金)で、パリ五輪が開幕してあと少しで一週間になろうとしている。日本は相変わらずの酷暑である。
後半戦が明日8月3日からはじまる。もう後半戦なのか、という感じである。
いまのところ日本勢は〈メダルラッシュ〉だとメディアは報じているけど、例えばそういう言葉遣いが危ういのだと、わたしは感じている。
けっきょく、ステロタイプな思考の枠から離れられないのであり、オーディエンスへの阿(おもね)りがあるのはメディアなのだ。
この日記というか雑記は、村上春樹『‘THE SCRAP’ 懐かしの一九八○年代』(文藝春秋)に収録されている、「オリンピックにあまり関係ないオリンピック日記」を模したものだ。
たまたま本棚で見つけて、めくってみた。
村上がその日記を書いたのは、1984年のロサンゼルス五輪の期間である。40年前になる(瀬古利彦が走っていた大会だ)。文字通り、オリンピックの話題はあまり出てこない。
出てこないのに、なぜかスポーツグラフィク誌「Number」の特別増刊号「1984年夏、一瞬の輝き」に掲載されている。同誌には、沢木耕太郎の「モスクワ、東ベルリン、そしてロスへの旅」というエッセイ(だろうと思う、読んでいないので解らない)が掲載されている。モスクワは遙か遠くにあり、東ベルリンはとっくに統合されてしまった。往事茫茫。
そんなわけで、オリンピック期間中にオリンピックとはあまり関係ない話を書いてみようと思う。男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり。
もちろん、わたしは日本にいてお茶の間で(たまに)TVで観戦している。