Linuxでもバ美肉したい!第3回「実践Linuxバ美肉! -使えるもの全部使って約2日で受肉した話-」

なおです。いのりの「健康的観点」から、好転させるために何かしなければと思ったのでLive2Dの身体を作りました。

この回は第1回にて説明したLive2D Cubism Editorチャートを採用し、Ubuntu 20.04.2 LTS (作業時点での最新の長期サポート版Ubuntu)下でのバ美肉を記録します。

画力ない?なぞるのが上手いなら大丈夫! -画力0の人のためのタブレット&CHARAT チャート-

まず筆者には画力がない。キャラデザなんてやったことがない。この最初の壁を乗り越えるために使ったのが「メーカー」である。筆者はCHARAT GENESISを利用した。

ここで衣装を決めてもよいが、思い描いていたようなタイプのものがなかったので、服は自分で書くことにした。下絵・アタリとしても利用できるようほぼデフォルトの状態で保存した。

そして筆者はLinuxでないデバイスでPSDを作った。iPadだ。PSD 形式で出力できればどのアプリを使っても問題ない。いつか作業すると思い入手しておいたApple Pencilがとても役に立った。これをiCloud Driveなどのクラウドストレージ経由でUbuntuに送れば準備完了である。
なお、Linuxだけで完結させたい場合GIMPなどの「PSDを出力できる、Linuxに対応したペイントソフト」を使うことになる。

ここからが地獄の始まりだぁ!! -割と容易だが作業量がやばいLive2Dモデリング-

地獄の始まりはここからであった。いや、この前のパーツごとにレイヤー分け・フォルダ分けしながら下絵を描く作業も大変だったが。一つ一つの作業は小さいのだが、量が多いのだ。そして、こだわりだすと時間が溶ける。Live2Dモデリングが初めてならば公式チュートリアル・マニュアルや解説動画を見れるようにしておくといい。見て、実際に作業すれば、思っていたほど難易度は高くないと思えるだろう(※個人の感想です)。

後追いする場合注意してほしい点がいくつかある。ここに記載されていない点にはWindowsでの作業との違いはない。少なくとも筆者はその様に体感した。なお、Linuxでバ美肉する場合、Live2D Cubism Editorのライセンスを非対応OSのために購入するような猛者でないならばFREE版を用いることになる。そのため、Pro版との違いについては記述を省略する。

まずPSDの再読込が面倒だった。何故かUbuntuのファイルアプリからドラッグする方法が使えず、「ファイルを開く」メニューから開き直す必要があった。そして、物理演算の設定画面において揺れものの挙動はモデルの挙動で確認する必要がある。該当パーツに設定された「点と線で表される揺れもの自体の挙動のプレビュー」が描画されたりされなかったりするためだ。物理演算の挙動の確認には右端のモデル自体のプレビューウィンドウを用いることになる。

出来た!! -地獄の果て 割と悪くない完成度-

そうして、あらを見つけ、修正・妥協し出来たものがこちらである。※映像はありません

神クオリティではないが悪くない。(※個人の感想です) 自身の画力を考慮すれば十分よくやった。ランダムモーションで放置してみると結構楽しいしそれなりに可愛かった。機会があれば神絵師様の絵でLive2Dモデリングしたいと思えた。作業中に可愛すぎて死んでも構わない。なんなら描いた本人と作業通話で延々と可愛さを引き出し続けられそうな錯覚さえした。会話下手だが。

本日の結論:Linuxでもバ美肉出来たよ!


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