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「選ぶ」を映す。蔦屋書店のコンシェルジュとつくるプロモーション映像


きっかけは蔦屋書店さんとPanasonicラムダッシュとのコラボ映像制作から。

映像クリエイターとして、蔦屋書店のコンシェルジュさんたちの哲学と、Panasonicのシェーバーラムダッシュと、交差させたプロモーション映像を制作させていただきました。


本映像では、蔦屋書店 代官山・六本松のコンシェルジュたちが持つ「選ぶ」という行為の本質にフォーカスし、彼らの視点を通してプロダクトの価値を捉えています。




吉嗣直恭氏(蔦屋書店 代官山・六本松)

書籍、文具、日用品、ガジェットなど、幅広いジャンルに精通するコンシェルジュです。単なる商品の紹介にとどまらず、その背景や哲学を読み解き、使い手の視点を意識した選書を行っています。選ぶことを通じて、ライフスタイルや思考の変化を提案することを大切にされています。

吉嗣さんとの出会いは、一瞬で惹かれるものがありました。彼の物選びには一貫性があり、売り場を見ていれば確かな選択眼で選びぬかれたものが並んでいることは一目瞭然です。でもそれは単なるこだわりではなく、ものづくりの背景にあるストーリーを大切にしているからこそなのでしょう。つくり手へのリスペクトが深く、そこに込められた愛情まで感じ取れる目を持っていらっしゃいます。



森卓也氏(六本松 蔦屋書店)

旅と本をテーマに、独自の視点で選書を手がけるコンシェルジュです。120カ国以上を旅した経験をもとに、世界中の文化や価値観を取り入れた選書を行っています。旅に関するイベントや企画にも積極的に携わり、書店の枠を超えた活動を展開されています。


森卓也さんは、自ら“世界一旅する書店員”と称するほど、旅に情熱を注ぐコンシェルジュです。六本松 蔦屋書店に勤務しながら、これまでに120カ国以上を訪れ、世界を3周するほどの旅の経験を積まれています。

彼の旅は単なる観光ではなく、文化や歴史、社会の変化を肌で感じるためのもの。バックパックを背負い、時には現地の人々と生活を共にしながら、旅先のリアルを体験してきました。その経験が、彼の選書やライフスタイル提案に深みを与えています。

森さんの書棚には、単なる旅のガイドブックだけでなく、各地の文化や芸術、サブカルチャーに思想などが詰まった本が並びます。世界のディープなスポットに関する本も多く扱い、訪れた人々に新たな視点を提供してくれています。


小山嵩之氏(代官山 蔦屋書店)

音楽と書籍を軸に活動するコンシェルジュです。DJとしての活動経験を持ち、音楽の知識を生かした選書を行っています。店頭でのプレイリスト作成や音楽イベントの企画にも関わり、音楽のある生活を提案されています。


小山さんは学生時代からダンスと音楽の世界に身を置いていました。DJとしての活動も行い、音楽とリズムが持つ物語性や文化的背景を深く探求。その後、ニューヨークを訪れたことで、アート、カルチャー、ストリートのエネルギーに触れ、彼の感性に大きな影響を与えました。この経験が、後の選書やライフスタイル提案にも生かされています。


映像制作について

本映像では、三人のコンシェルジュが持つ哲学を、編集、脚色しすぎずにそのまま映像に落とし込むことを意識しました。

カメラワークは過度に演出せず、彼らがプロダクトと対話する瞬間を丁寧に捉えることで、選ぶことの価値をリアルに伝える構成としました。ライティングや編集においても、各コンシェルジュの持つ雰囲気が自然に映し出されるよう配慮し、視聴者が直感的に共感できる映像作りを目指しました。

色味の編集(カラーグレーディング)についてはFUJIFILMの映像用フィルムシミュレーション、ETERLNAをベースに手を加えすぎず行い、自然な発色を意識しています。

「選ぶ」という行為の本質を捉え、それを映像で表現することで、プロダクトの価値をより深く伝えることができたと感じています。今後も、こうした「人とプロダクトの関係性」を丁寧に描く映像制作に取り組んでいきたいと考えています。


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