外国人の母がいること
私にはタイ人の母がいる。
タイの田舎出身の母は料理上手で、賢くて、過保護で、なによりも可愛いんだ。
しかし、元気いっぱいの母は昔はかなりの苦労者だった。
田舎出身の母は、人生を変えるために都会のバンコクへ来ていた。
学校もさほど行かず、幼少期から自分でお金を稼いで、弟たちの学校の資金集めをしていたそうだ。
私の母親はバイタリティがある。
幼少期から自分はお金持ちになると心から決めていたそうだ。
私も母に似てお金稼ぎは趣味のようになっている今日この頃(笑)
週7でお仕事をしていてもまだまだ足りない気がする。
私のお仕事の話は今度ゆっくりしようと思う。
私の母は立派な人なのに、私は、
母が外国人であることがコンプレックスだった。
日本で外国人の母を持つことはつらかった。
授業参観や学校説明会のときは本当に恥ずかしかった。
母は日本語が読めない。
体育館が西棟の2階にある、と、貼り紙があったとしても読めないので一人で向かうことができない。
だから毎回玄関から迎えに行っていた。
授業参観後にタイ語で話しかけてくるのも周りの目が気になって、すごく恥ずかしかった。
だからタイ語で話しかけられても日本語で返していた。日本語聞き取れないのを知っていて。
母は、日本人の日本語のスピードについていけないのだ。
だから家でテレビを見ているときも、横で
「あれ、なんだって?」
と、タイ語で聞いてくる。
ニュースの声とかぶせてくるので、私も詳細を聞くことに集中できないし、母にタイ語で訳さないといけない。
訳している間にどんどん次のニュースが流れるので、私は母親のために訳すことにうんざりしてきて、途中から訳すことを辞める。
そして母を無視することになる。
私はそんな自分も本当に嫌いだった。
そんなことを16歳のときまで続けていた。
こんな意識を変えたのは2019年新天地で出会う人々だった。
to be continued...♥♡♥♡
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