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Excel VBA 基礎学習 第13回


第11回では、VBAの練習として「セルの色、罫線、フォント、値を扱うプログラム」の記述を行います。この回も「模写」を通して、VBAでどのように記述するのかを学習します。

第1章 VBAの練習

【目標】

  1. ワークシートを選択するプログラムを記述して実行できる。(第3回)

  2. アクティブシートを変更するプログラムを記述する。(第4回)

  3. セルを選択するプログラムを記述して実行できる。(第5回)

  4. アクティブセルを変更するプログラムを記述して実行できる。(第6回)

  5. セルに値を代入するプログラムを記述して実行できる。(第7回)

  6. セルの値を取得するプログラムを記述して実行できる。(第8回)

  7. セルを移動するプログラムを記述して実行できる。(第9回)

  8. 指定範囲を選択するプログラムを記述して実行できる。(第10回)

  9. 処理の選択を行うプログラムを記述して実行できる。(第11回)

  10. 処理の反復を行うプログラムを記述して実行できる。(第12回)

  11. セルの色、罫線、フォント、値を扱うプログラムを記述して実行できる。(第13回)


第1節 プロシージャ記述練習の方法と目標

第3回以降で行うVBAの練習は、第1回と第2回で作成した「vba1.xlsm」の標準モジュール「practice_1」に記述を行います。但し、ここでの記述では具体的な文法等には触れず、入力に慣れることを目標に学習を進めます。

第2節 セルの色、罫線、フォント、値を扱うプログラム

VBEを起動して「practice_1」モジュールに「sample11」プロシージャを作成して次のように入力します。

図1-1-1

このプロシージャでの入力は次の通りです。

一行目:「大文字のW」「小文字のorksheets」「("Sheet3")」丸カッコとダブルクォーテーションを記述し中にSheet3と入力、「.」ドット、「大文字のA」「小文字のctivate」と入力して改行します。

三行目:「大文字のD」「小文字のim」「半角スペース」「sampleRange」「半角スペース」「大文字のA」「小文字のs」「半角スペース」「大文字のR」「小文字のange」と入力します。

四行目:「大文字のS」「小文字のet」「半角スペース」「sampleRange」「半角スペース」「=」「半角スペース」「大文字のR」「小文字のange」「("D2")」と入力して改行します。

六行目:「sampleRange」「.」ドット「大文字のI(アイ)」「小文字のnterior」「.」ドット、「大文字のC」「小文字のolor」「半角スペース」「=」「半角スペース」「小文字のvb」「大文字のC」「小文字のyan」と入力します。

七行目:「sampleRange」「.」ドット「大文字のB」「小文字のorders」「()」と入力し、丸カッコの中に「小文字のxl(エックスエル)」「大文字のE」「小文字のdge」「大文字のT」「小文字のop」を入力します。

続けて ) の後に「.」ドット、「大文字のL」「小文字のine」「大文字のS」「小文字のtyle」「半角スペース」「=」「半角スペース」「小文字のxl(エックスエル)」「大文字のD」「小文字のouble」と入力します。

八行目:五行目のBorders() の ()内の値のTopの部分がRightとなります。
九行目:五行目のBorders() の ()内の値のTopの部分がBottomとなります。
十行目:五行目のBorders() の ()内の値のTopの部分がLeftとなります。
十一行目:五行目のBorders() の ()内の値のTopの部分がRightとなります。

十二行目:「sampleRange」「.」ドット「大文字のF」「小文字のont」「.」ドット、「大文字のN」「小文字のame」「半角スペース」「=」「半角スペース」「""」ダブルクォーテーションと記述し、ダブルクォーテーションの中に「HG創英角ポップ体」と入力します。

十三行目:「sampleRange」「.」ドット「大文字のV」「小文字のalue」「半角スペース」「=」「半角スペース」「""」ダブルクォーテーションと記述し、ダブルクォーテーションの中に「サンプル入力値」と入力します。

十四行目:「sampleRange」「.」ドット「大文字のC」「小文字のolumns」「.」ドット「大文字のA」「小文字のuto」「大文字のF」「小文字のit」と入力します。

 十五行目:「sampleRange」「.」ドット「大文字のO」「小文字のffset」「()」丸カッコと入力し、() の中に「,」カンマ「半角スペース」「2」と入力します。続けて ) の後に「.」ドット「Select」と入力し改行します。

十七行目:「大文字のS」「小文字のet」「半角スペース」「sampleRange」「半角スペース」「=」「半角スペース」「大文字のN」「小文字のothing」と入力します。

プロシージャの記述が完了したら、デバッグタグの「VBAProjectのコンパイル」を実行します。

図1-1-2

この操作を行うときはカーソルが実行したいプロシージャに入っていることが必要です。

図1-1-3

記述内容に文法的なミスがなければコンパイルは完了です。続けて記述したプロシージャの実行を行います。カーソルが実行したいプロシージャに入っていることを確認してください。

図1-1-4

実行の操作は下キャプチャの実行ボタンで行います。

図1-1-5

実行結果

図1-1-6
図1-1-7

ワークシート「Sheet3」のセル「D2」でセルの色、罫線、フォント、値が設定されています。

セルの色:シアン
罫線:上下左右に二重線
フォント:HG創英角ポップ体
値:サンプル入力値

その後、セルの横幅を自動調整し、セルの選択位置を右へふたつ移動しています。

本記事(基礎学習 第13回)の内容は以上です。

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