Excel VBA 基礎学習 第4回
第4回では、VBAの練習として「アクティブシートを変更するプログラム」の記述を行います。この回も「模写」を通して、VBAでどのように記述するのかを学習します。
第1章 VBAの練習
【目標】
ワークシートを選択するプログラムを記述して実行できる。(第3回)
アクティブシートを変更するプログラムを記述する。(第4回)
セルを選択するプログラムを記述して実行できる。(第5回)
アクティブセルを変更するプログラムを記述して実行できる。(第6回)
セルに値を代入するプログラムを記述して実行できる。(第7回)
セルの値を取得するプログラムを記述して実行できる。(第8回)
セルを移動するプログラムを記述して実行できる。(第9回)
指定範囲を選択するプログラムを記述して実行できる。(第10回)
処理の選択を行うプログラムを記述して実行できる。(第11回)
処理の反復を行うプログラムを記述して実行できる。(第12回)
セルの色、罫線、フォント、値を扱うプログラムを記述して実行できる。(第13回)
第1節 プロシージャ記述練習の方法と目標
第3回以降で行うVBAの練習は、第1回と第2回で作成した「vba1.xlsm」の標準モジュール「practice_1」に記述を行います。但し、ここでの記述では具体的な文法等には触れず、入力に慣れることを目標に学習を進めます。
第2節 アクティブシートを変更するプログラム
VBEを起動して「practice_1」モジュールの「sample2」プロシージャに次のように入力を行います。
先ほどのシート選択のプロシージャと同様で、入力は「大文字でW」「小文字でorksheets」と記述します。最後の「s」の付け忘れに注意して下さい。
その後「( )」を準備します。再確認ですが、この入力は半角英数字入力で行います。
※半角英数字入力はWindowsの右下部分が「A」となっています。「あ」となっている場合は全角の入力となっているので、「半角/全角キー」を押して変更してください。
「Shiftキー」を押しながら「8」と「9」を押下します。
続けて「( )」の中に「""」ダブルクォーテーションをふたつ準備します。ダブルクォーテーションは「Shiftキー」を押しながら「2」を2回押下します。
「""」ダブルクォーテーションの中にはワークシートの名前を準備します。ワークシートの名前は前項で準備したワークシートの何れかを入力します。
その後、「.」ドットを入力して、「大文字のA」「小文字のctivate」と記述します。このプログラムを実行すると、ダブルクォーテーション内に記述されたワークシートをアクティブシートにすることができます。
プロシージャの記述が完了したら、デバッグタグの「VBAProjectのコンパイル」を実行します。
この操作を行うときはカーソルが実行したいプロシージャに入っていることが必要です。
記述内容に文法的なミスがなければコンパイルは完了です。続けて記述したプロシージャの実行を行います。カーソルが実行したいプロシージャに入っていることを確認してください。
実行の操作は下キャプチャの実行ボタンで行います。
実行結果は次の通り「Sheet1」がアクティブとなった状態となります。
本記事(基礎学習 第4回)の内容は以上です。
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