2023/05/02 お花を活ける社員はエッセンシャルワーカーか否か

このテーマでもうひとつ。

お花を活けてくれる、おばちゃん社員がいたんですよ

おばちゃんて言い方もアカンから
他の言い方がないかと思うけど
ちょっと今はいいのがないので
いいニュアンスで使いたいと思いますが

この人のいい社員がね
お花を活けてくれてる

あと、お茶も入れてくれるし
ちょっと掃除とかもしてくれる

昭和にはそんな事務員さんがたくさんいましたよね

でも現代ではそんな人は
「コストカット」の対象にされてしまいます

この考え方も
アメリカのサイコパス経営者たちが考えたということを
みんなもっと知らないといけないけど
「コスト」という考え方じたいがね
非常に、さもしい考えだと思うけど

ところがその人をクビにしたとたんに
会社が傾いた、みたいなことがあるんです

なぜかというと
ギスギスしがちな雰囲気を
その人が、緩和してくれてた

お花とか、お茶とか、掃除とかで
雰囲気を良くしてくれてたんです

その「緩衝材」みたいな人がいなくなったら
みんなギスギスしてきちゃった

そんなこともあるし

あるいは本当にね
福の神ではないけど
その人がいるだけで、運気アップみたいな人って
本当にいるんですよ

それいったら「コストカッター」なんて
貧乏神と一緒ですよ

「コストカッター」の貧乏神が
「運気アップ☆」の福の神をクビにする
そんなバカな話がありますかっていう

日本昔ばなしだったら、笑い話になるところですが

昔の経営者というのは
そういうのも含めて人を見てた

この人をかわいがれば
業績が上がるなっていう
そういう人ってほんとにいるんですよね

めったにいませんけどね、
まれにいます
そんなレアポケモンが
頭にお花つけてるのが

ジラーチみたいなやつ

こいつを捕まえたら、絶対離したらいけない

昔の経営者は
そういう人を絶対離さなかったんですね

でも今の経営者にはそれは分からないから
簡単に、人をクビにしますよね
でもそうすると、運気が下がって
結果的に倒産するみたいなことも
よくある話なんです

老舗の旅館なんかである話で
「座敷わらし」を追い払ったら
旅館が潰れたっていうね
そんな話もありましたが

座敷わらしみたいな人っているんですよ

子供が遊んでるみたいなもんだけど
その人がいるから、いい仕事が来てたとか
そういうことってあるんです

本当に徳の高い人って
子供みたいなもんだから
そういう人をいじめたりすると
バチが当たって
会社が潰れます

今、心理学でも
そういう話は出てきてて
効率だけでチームを組んでしまうと
かえって、ギスギスして
効率が落ちてしまうと

その中にやはり
場を和ませる人とか
異なる視点で意見を言う人とか
雰囲気を良くしてくれる人とか

そういう人を入れないと
チームとして機能しない
そういうことが分かってきてるというか
アメリカではそんな心理学の研究してるけど
いちいち研究しないと分からないのかなって
そんなこと

日本では当たり前の感覚なんだけど

水戸黄門なんか典型的にそんな話ですよね
あのチームに、うっかり八兵衛とか
矢七とか、お銀とかがいるから
チームとして魅力があるわけで

効率を考えて全員侍にしましたとかいったら
かえってギスギスしたり
うまくミッションをこなせなかったりするんですよ

結局、効率ばかり追い求めたから
低賃金、ブラック社会になったわけで
コストカッターをカットしないといけない
これからの社会は、そうなんだと私は思う。

それでいうと、ゴーンの事件は
今後の世相を占う上で、非常に象徴的な事件ではありました。

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以前、他のところで書いていた記事の再録です。 まだ記事数が少ないです。少しずつ追加していく予定です。 (このマガジンでは、30本程度の記事…

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