「偽物の塩」と「本物の塩」
DATE: 07/11/2019 21:08:42
塩、塩、と言っても、実は、
偽物の塩 と 本物の塩 の二種類がある。
塩を語るうえで外せないのがこのことだ。
人間には塩が必要、そのことには誰も異を唱えない
基本的に塩は人間には必要なものだ。
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ローマ時代には、兵士への給料が塩(salt)で支払われたといわれており、それがサラリー(salary)の語源になった
という例の話を引き合いに出すまでもなく、
塩に含まれるミネラルは、人間の体でさまざまな働きをしている。
約30種類のミネラルで生物はできているといわれていますが、人間が生きていくために、どうしても体内に取り込まなければならない成分が、「必須ミネラル」と呼ばれるものです。マグネシウム、カリウム、カルシウム、リン、硫黄、ナトリウム、塩素、セレニウム、銅、亜鉛、コバルト、鉄、ヨウ素、クロム、マンガン、モリブデンの16種類で、これらすべてを含んでいるのが海水です。
海水の組成は驚くほど人体のそれと似ているのですが、海水をそのまま飲めばいいわけではありません。そのまま飲んでしまうと、マグネシウムやカリウムなどのいわゆる「ニガリ成分」を体内に摂りすぎてしまうからです。それを回避するために昔から製塩という技術があったのでしょう。製塩のプロセスで、余分なニガリ成分を少し落として、理想的な塩がつくられてきました。最も重要なのは、良質な塩を適度に摂ることによって、私たちは体のミネラルバランスを整えているということです。だから、ミネラル分を適度に含んだ塩が必要なのです。
ところが市場には、その「ミネラル」のない塩が出回っている。
それが「刺すような味のする塩」、つまり「偽物の塩」である。
しかし最近では、イオン交換膜法という技術によって塩素イオンとナトリウムイオンだけを抽出しています。この製法では、塩化ナトリウムの純度は高くなりますが、他のミネラルを含まない偏った塩になってしまっているのです。
「塩を悪者」としたメーネリー研究とダール研究、
「塩は悪者とは言い切れない、むしろ必要である」という可能性を示したアルダーマン研究とインターソルト研究の四つを見てみたが、それらの研究にしても、「そもそも、偽物の塩か本物の塩か」ということを考えないと、話がこんがらがってしまう。
ある人はビヨンセの話をしているし、
ある人は渡辺直美の話をしている、
これでは、話が通じるようで通じない。
偽物の塩・・・ミネラルがない (イオン交換膜法)
本物の塩・・・ミネラルがある (岩塩や海塩)
このことを大前提として知っておく必要があるだろう。
よく「日本人は塩分摂取量が多すぎ」というが
それはイオン交換膜法で作られた「偽物の塩」のことを指すことが多いだろう。
天然の塩なんて、健康マニアくらいしか以前は食べていなかっただろうからだ。
逆に、「日本人は、実は塩が足りていない」と指摘されるときには
「ミネラルを含む天然塩」のことを言っているはずだ。
ミネラルを含めて「足りていない」という話なのである。
改めて塩について調べてみて、
この二つがごっちゃになっていることが多いという感じがした。
☆⌒Y⌒Y⌒Y⌒ヾ(o◕ฺω◕ฺ)ノ ヒャッホーゥ♫