塩に関する話 ~ダールの三段論法VS私の三段論法~


DATE: 07/11/2019 11:12:28

引き続き、塩の話。

ダールの研究

その12. 塩のはなし(上) 減塩は正しくない

もう一つのダール博士の日本での研究は「東北地方と九州地方の塩の摂取量と高血圧の患者数との関係を調べたところ、東北地方が九州地方に比べて、摂 取量も患者数も2倍だった」というものですが、東北地方は九州地方よりはるかに寒いので、血管が収縮し、血圧が上がるのは当然です。塩が高血圧の原因とす るには説得力に欠けます。このように「塩=高血圧」の理論は、非常に弱い根拠に基づいたものなのです。

ダールの研究というのは、こういうものだそうです。

「東北地方では、塩の摂取量が多い」

「東北地方では、高血圧の患者が多い」

「ゆえに、塩が高血圧の犯人である」

私は、「減塩すべきだ」と主張している医療系サイトをいくつか見て回ったのですが、
ほとんどのサイトで、このダールの研究が「証拠のデータ」として挙げられていました。

これについて久間さんは、

東北地方は九州地方よりはるかに寒いので、血管が収縮し、血圧が上がるのは当然です。塩が高血圧の原因とするには説得力に欠けます。

と言っておられます。

果たしてどちらが正しいのでしょうか?


「高血圧の犯人は塩説」は日本中に喧伝されており、知らない人はいないでしょう。

そんなおりに、東北では「漬物に鉄釘を入れる」という番組を見たのです。
「漬物に釘ですと!?」と一瞬びっくりしましたが、
東北は寒いので、鉄分補給が大切なんですね。
なるほど、生活の知恵だなあと感心しました。

それを見たとき、高血圧についての仮説が閃きました
(またろくでもないことを閃いた音)

「すべての原因は貧血ではないのか?」

ということです。


たとえば、貧血になると、体は酸欠になってくるでしょう。
酸欠を解決するために、酸素を運んできてくれる血液を早く欲しがるでしょう。

まるで、アニメの限定グッズを今すぐにでも届けて欲しくて
有料の「お急ぎ便」に○をしてしまうマニアみたいなものです。
(まあ、そういう人はプライムに入ってるとは思いますが・・・)

そうすると、佐川の人は急いで配達しなければならない、ということになります。
同じような理屈で、血液も早く酸素を届けようとして急いでいるのではないか、
と思ったのです。

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以前、他のところで書いていた記事の再録です。 まだ記事数が少ないです。少しずつ追加していく予定です。 (このマガジンでは、30本程度の記事…

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