LightroomでRAWファイルを扱うための基本的な準備
RAWファイルを効率的に扱うためには、Lightroomの基本的な準備が必要です。
この記事では、Lightroomのインストールと基本設定、RAWファイルの取り込み方、カメラプロファイルの設定方法など、RAWファイルを効果的に扱うための基本的な準備について説明します。
1はじめに:RAW編集に必要な基本的な知識
RAW画像とは、デジタルカメラが撮影した画像を記録する際のフォーマットの一つです。
RAWファイルは、カメラがセンサーから収集した生のデータを含んでおり、カメラが処理したJPEG画像とは異なり、未加工の情報が記録されています。
そのため、RAW画像は、色味や明るさなどの調整が加えられる前の原点となります。
RAWファイルを扱うためには、専用の画像編集ソフトが必要となります。
AdobeのLightroomは、RAWファイルを編集するための優れたソフトウェアの一つです。
Lightroomを使うことで、RAWファイルから最大限の情報を引き出し、美しい写真を編集することができます✨️
RAWファイルを扱うにあたり、以下のような基本的な知識を身につけておくと編集作業がスムーズに進みます。
・カメラプロファイル
カメラプロファイルとは、カメラの種類やメーカーによって異なる色再現特性を補正するためのデータです。
Lightroomでは、カメラプロファイルを正しく設定することで、より正確な色味を再現することができます。
・
白飛びと黒つぶれ
白飛びとは、画像の明るさが過剰になり、細かなハイライトの情報が失われてしまう現象です。
一方、黒つぶれとは、画像の暗さが過剰になり、細かなシャドウの情報が失われてしまう現象です。
RAWファイルを扱う際には、白飛びや黒つぶれを防ぐために、適切な露出設定が必要となります。
・ホワイトバランス
ホワイトバランスとは、光の種類に応じて、白となるべき部分を調整することです。
RAWファイルを扱う際には、ホワイトバランスを正しく設定することで、自然な色味を再現することができます。
以上が、RAWファイルを扱うために必要な基本的な知識になります。
一つ一つが細かで難しい作業、又撮影時に気をつけるべき点も含まれています。詳しくは別記事で解説致します。
2 Lightroomのインストールと基本設定の方法
Lightroomをインストールする前に、システム要件を確認しましょう。iPhoneやiPadの方はこのチャプターは無視してください🙌
Adobe Creative Cloudのインストール
Lightroomは、Adobe Creative Cloudアプリケーションマネージャーを介してインストールする必要があります。
Adobe Creative Cloudのサイトにアクセスし、Creative Cloudデスクトップアプリケーションをダウンロードしてインストールしてください。
Lightroomのインストール
Creative Cloudアプリケーションマネージャーを開き、Lightroomをインストールすることができます。
基本設定
Lightroomを起動し、初回起動時には、カタログを作成する必要があります。
カタログは、Lightroomで編集する画像の保存場所です。必要に応じて、外付けハードドライブなどの場所を選択することができます。
Lightroomの基本設定を行うには、
[編集] > [環境設定]を選択します。
ここでは、Lightroomの動作方法をカスタマイズすることができます。
一般的な設定、ファイル保存オプション、プレビューオプション、および外部編集アプリケーションなどが設定できます。
Lightroomを正しくインストールし、基本設定を行うことで、RAWファイルの編集を開始する準備が整えましょ〜。
3 RAWファイルの読み込みの4の手順
1 Lightroomの「インポート」画面を開くRAWファイルの読み込み方について
まず、Lightroomの「インポート」画面を開きます。
画面左下の「インポート」ボタンをクリックするか、メニューバーの「ファイル」→「インポート」を選択してください。
2 ファイルを選択する
インポート画面が開いたら、読み込むRAWファイルが保存されているフォルダを選択します。
フォルダを選択すると、フォルダ内のRAWファイルが一覧表示されます。
3 ファイルのプレビューと設定
RAWファイルを選択したら、右側にはファイルのプレビューが表示されます。
ここで、表示される画像に問題がないか確認しましょう。
また、プレビュー下部には「プリセット」「メタデータ」などの設定項目があります。
必要に応じて、設定を変更してください。
4 インポートする
最後に、画面右下の「インポート」ボタンをクリックすると、選択したRAWファイルがLightroomにインポートされます。
ファイルサイズや数量によっては、インポートに時間がかかる場合がありますので、しばらくお待ちください。
これでRAWファイルの読み込みは完了です😋
4 ☆カメラプロファイルの設定方法☆
地味に大切なステップです。
カメラプロファイルは、RAWファイルの読み込み時に適用される設定で、カメラメーカーが提供するものや、Lightroomが標準で用意しているものなどがあります。
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