【2024年版:読書】個人出版をめざす方々にオススメしたい定番の書籍リスト
ぼくはKindle作家としてまだまだです。
そこで備忘録として、個人出版するための「読書」についての本をまとめたいと思いました。
読書という切り口で、「基礎」「視野をひろげる」「思考をふかめる」の3つの領域に分けて、それぞれ定番書(独断と偏見によって選抜)を解説していきます。
読書はインプットの要といえるもの。
もうすぐお盆休みなので、お盆のお供としてもピッタリの本を選びました。
同じくKindle出版を目指す人に、すこしでも参考になればうれしいです。
1. 基礎
ここでは読書力の基礎を鍛える本をご紹介します。
『資本論 (講談社まんが学術文庫 4)』- 岩下博美
本書は、そもそも読書が苦手な方や、読書習慣がない人にオススメの本。
なぜなら「マンガ」なので読みやすく、「自分の現状とリンク」しており、読書をするための強烈な動機づけになると考えました。
本書は、資本家と労働者の格差をいたいたしいほど描写しており、「搾取」の構造について教えてくれます。
会社員として働く人なら共感できる部分が多く、「本を読んで知的武装しなければ!」という強い動機づけになるはず。(本のなかで読書が勧められているわけではありませんが)
読書習慣がないけど、読書をはじめたいという方には、本書以外に、自分がリスペクトしている人がオススメしている本から読み始めるのも一つの手。
リスペクトしている人のオススメ本がネット上で見つからなかったり、そもそもリスペクトしている人がいないという場合もあるかと思います。
その場合は、雑誌のBRUTUSが特別編集している、読書がテーマの2冊分がくっついた「合本」シリーズが、さまざまな分野の著名人がオススメ本を紹介しているので、参考になるのではないかと思います。
(合本シリーズは「すべては、本から。」など、たくさんでています)
『読書の技法』- 佐藤優
『読書の技法』は、速読するための基礎を身につけるのに最適な一冊。
そもそも、本をたくさん読むには、速読できなきゃいけないよね。
そして、速読するためには、そもそもの基礎知識をちゃんと身につけていないといけないよね。
最後に、基礎知識を身につけるには、大学受験で使う「高校の参考書」が最適だよね、という至極あたり前のことが書かれた本です。
個人的には、ここで書かれている本をすべて読めてはいませんが、折にふれて手に取ることで、学びになります。
またぼく自身、著者がすすめる読書法を完全に再現できているわけではありませんが、読書術の王道が書かれてあるので、この本を参考にしていつでも自分の読書術を振り返ることができるので、すくなからず成長につながっていると思います。
2. 視野を広げる
良い本との出会いは、良いガイド本から。
ここでは、優れた読書ガイドをご紹介します。
『百冊で耕す』- 近藤康太郎
【社会科学・自然科学】【外国文学】【日本文学】【詩集】の4ジャンルを網羅した100冊が紹介されています。
まずは自分の本棚に100冊を揃えてしまうのもアリ!と、積読を推奨している点でもユニーク。
真骨頂は、大量の読書をつうじて、自らの「究極の百冊」を見つけることです。(その方法は、ぜひ本書を手に取ってみてください。)
読書をつうじて自己を知り、文化的に成熟することで、最終的には「他者と世界を愛することができる」という視点がしめされているユニークな一冊。
いっぽう、本書は読書エッセイとしても一級であり、読書の効用や、なぜ読むのかといった根本的な問いにふかく踏みこんでいます。
『ぼくらの頭脳の鍛え方 必読の教養書400冊』- 立花隆、佐藤優
知の巨人と、知の怪物がオススメする本が400冊紹介されています。
正直なところ、ハードカバーを含めた前半の200冊は、骨太でむずかしい本が多いです。(そして高額)
しかし後半の200冊は、本屋で手に入る「文庫や新書」。
これらは入門書も含まれており、比較的読みやすく、価格もお手頃で入手しやすいです。
(といっても、この本が書かれたのが2009年なので、すでに絶版している本もあります…)
ぼくは、ここで紹介されている本をまだまだ読みつくせていませんが、背伸びをするのに、よい目標になっています。
『必読書150』- 柄谷行人、岡崎乾二郎、島田雅彦、渡部直己、浅田彰
本書は、柄谷行人や浅田彰といった、日本を代表する知性が選んだ必読書が150冊 + 70冊も紹介されています。
古典を読むことの重要性や、知性回復のための道を示してくれます。
この本を手元に置いておくことで、古典を読もうという気にさせてくれます。
また、「これらの本を読んでいないヤツはサルだ!」とハッパをかけられ、読書のモチベーションが高まること間違いありません。(逆にやる気を失う方は、決して手に取らないようにしましょう)
3. 思考を深める
『出口汪 現代文講義の実況中継シリーズ』- 出口汪
大学受験の参考書ですが、論理的思考を身につけるのに最適な本です。
現代文の問題を解くことで、文章の深い読み込み方を学ぶことができます。
また、現代文の読み解きは、謎解きと同じであるということが分かり、「書かれていること」を解釈する力を鍛えることができます。
『批評理論入門:『フランケンシュタイン』解剖講義』- 廣野由美子
小説をより深く理解し、楽しむための本です。
『フランケンシュタイン』を題材に、小説の技巧や批評理論を丁寧に解説。
批評を学ぶことで、一つの文学作品を多角的に捉えることができるようになります。
そして、一つの文学作品を深く掘り下げる楽しさを学ぶことができます。
しかも、これで新書というのが驚き!
もっと読みやすいものであれば、『本の読み方 スロー・リーディングの実践』が良書です。こちらは、作家が本から知識を吸収する手法をおしえてくれます。
まとめ
今回は、個人出版を目指す方におすすめの書籍を3つの領域に分けて紹介しました。
これらの本が、世界観を広げる参考になるとうれしいです。
「読書」関連の本を読むのは好きなので、このリストは毎年アップデートしていきたいと思います。(あまり理解できていない『本を読む本』や、『読んでいない本について堂々と語る方法』もいつか取り上げたい…)
なにか「読書」に関してのオススメの本などがあれば、ぜひコメントで教えていただけるとうれしいです。
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