人生初のオーケストラ鑑賞にいってきた
先日、人生初のオーケストラ鑑賞にいってきました。
会場は錦糸町にある「すみだトリフォニーホール」。
クラシック音楽とは程とおい人生を送ってきましたが、無料でチケットを譲ってくださる方がおり、見聞をひろめるために行ってきました。
半分ほどの席が埋まっており、ぼくの席は2階の席で、上から鑑賞しました。
第一曲目は芥川也寸志(やすし)の交響三章。
あの文豪・芥川龍之介の三男の作曲です。
演奏者の方々の演奏におどろきつつも、クラシック音楽に詳しいわけでもないので、とちゅうで眠気が...
あまり好きな曲ではなかったからかもしれません。
演奏は約25分でおわり、20分の休憩に。
このとき14時ごろだったのですが、今日はブランチを食べてきたので、お腹がすいていました。
外にでて軽く食べてこようかと思いましたが、時間すでにおそく、演奏が始まってしまいそうだったので、今回はあきらめ、次来るときは軽食を持っていこうと誓いました。
二曲目はブルックナーの「交響曲第7番ホ長調(ハース版)」。
といっても、まったく知らない曲ですが。
思い返せば、小学生のころにピアノを習っていましたが、親に嫌々やらされていたため、レッスンの日だけ練習しており、技術が向上するはずもありません。
大学生になってからは、モーツァルトの音楽が学習能力を高めるのにいいと聞き、よくモーツァルトを聞いていました。
しかし、鑑賞というよりも環境音として耳にはいってくる程度で真剣に聞いていませんでしたし、他のクラシック音楽は聞いたことがありません。
演奏された曲は「パーパーパァパラパー」と印象的なメロディーが何層にも重なり、面白い曲ではあったのものの、ここでも眠気が…
そこで、眠気に打ち勝つために見つけたのが、こっそりと指で「指揮者のマネ」をすること。
演奏を聞けよ!という怒られそうですが、指揮者の方の動きはとても面白く、興味をそそられました。
それにしても、門外漢のぼくにとって、指揮者は不思議な存在です。
右手のタクトをリズムよくふりかざし、空いた左手では、感情を表現しているように見えました。
そもそも「指揮」するとは一体どんなことなのか。
少しググると、「楽器ごとにテンポや音量、表現の仕方までこだわり、オーケストラをまとめていく」こと、そして、「演奏家たちの能力を引き出し、まとめ、自分の思い描いた理想の音楽をつくりあげる」ことが仕事とのこと。
2曲目がおわると、なんとアンコールの演奏が。
曲名は覚えていませんが、メインのブルックナーの交響曲がおわったからから、演奏者の方々がのびのびと演奏されており、5分程度と短い曲だったのですが、3曲のなかでは一番好みの曲でした。
それにしても圧倒されたのが、演奏者の方々の演奏スキル。
長年、毎日の練習を積み重ねる力はすごいと思い、偉大なことは、一歩一歩近づけるものだと思いました。
演奏はプルースト交響楽団というアマチュアの楽団とのことで、今度はプロのオーケストラの演奏を聞いてみたくなりました。