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レビュー「最新デジタルマーケティング (未来ビジネス図解)」

最近気になっているキーワードが「デジタルマーケティング」。

もともとマーケティングには興味があったのですが、Kindle本を出版したので、デジタルマーケティングをもっと知りたいと思いました。

そこで手にしたのが「最新デジタルマーケティング (未来ビジネス図解)」です。

本書は、最新のデジタルマーケティングの全体像をわかりやすく解説した一冊で、ぼくにとって非常に有益な情報が満載でした。

今回は、本書から学んだ3つの視点について、ご紹介します。


顧客購買行動モデル「AISAS」

本書で紹介されている顧客購買行動モデル「AISAS」は、従来の「AIDMA」モデルを進化させたもので、デジタル時代に一番マッチするモデルとして注目されています。

  • A(Attention):顧客が商品やサービスに注意を向ける段階

  • I(Interest):興味を持ち、情報収集を始める段階

  • S(Search):インターネットやSNSで情報収集をする段階

  • A(Action):実際に購入する段階

  • S(Share):SNSなどで商品やサービスをシェアする段階

従来のAIDMAモデルでは、最終段階の「Action」で購入が完了していましたが、AISASモデルでは、購入後の「Share」段階が追加されています。

これは、SNSの発達により、消費者の購買行動が大きく変化したことを反映。

AISASモデルを理解することで、顧客の行動をより深く理解し、効果的なデジタルマーケティング施策を立案ができます。

本当の課題を知る方法

顧客がかかえる真の問題を把握することは、効果的なマーケティング施策を立案するために重要です。

本書では、顧客インタビューや座談会といった代表的なリサーチ手法に加え、以下の3つの興味深いリサーチ法を紹介しています。

  • エスノグラフィー:徹底的な行動観察を通して、顧客の潜在的なニーズや課題を把握する手法

  • 日記調査:対象者に徹底的に日記をつけてもらうことで、日常における行動や思考を詳細に記録する手法

  • コラージュ:言語化できないイメージや意識を、ほかのものに例えたり、写真・絵などから選択することで、可視化する手法

これらの手法は、定性的なデータ収集に有効であり、顧客の本音を知る手がかりとなります。

ぼくは、とくにエスノグラフィーに魅力を感じました。

エスノグラフィーは、顧客の行動を直接観察することで、普段は気づかないようなニーズや課題を発見できます。

ぼくは、Kindle出版において一番の顧客は「自分自身」だと思っています。

自分が楽しいもの、自分にとって役立つものかどうかが最大の要素。

ですので、自分自身の内面を描く日記とは違い、自分を徹底的に客観視して、行動を観察をするエスノグラフィーの手法は、あたらしい視点を与えてくれると期待しています。

これらのリサーチ手法を組み合わせることで、顧客の本質的なニーズを深く理解し、より効果的なマーケティング施策を立案ができそうです。

Googleが「人の興味」をどのように分類しているか

Google広告を使わない人でも、Googleがどのように「人の興味」をカテゴライズしているかは、コンテンツクリエイターにとって、コンテンツ作りの参考になります。

そもそもGoogleのアフィニティセグメントは、ユーザーが熱中していること、習慣、興味や関心に基づいてユーザーにリーチするために使用されている分類。

アフィニティ セグメントを使用すれば、お客様の商品に強い関心を持っているユーザーにアプローチして、ブランドの認知度と購入意欲を高めることができます。

たとえば、キャンプ用品を販売しているとします。

キャンプが大好きなユーザーにアプローチするには、「アウトドア愛好家」などのアフィニティカテゴリと、キャンプに関する一般的なキーワードを組み合わせます。

そうすることで、キャンプ用品を探しているユーザーだけでなく、アウトドアを愛するユーザーにもアプローチが可能。

以下がそのアフィニティセグメントです。

本書p.140より

まとめ

最新デジタルマーケティング (未来ビジネス図解)」は、最新のデジタルマーケティングに関する幅広い知識をわかりやすく解説した一冊。

ぼくは、本書から顧客購買行動モデル「AISAS」、顧客の課題を深く理解するためのリサーチ手法、Googleアフィニティセグメントなど、多くのことを学ぶことができました。

本書で紹介されている内容は、デジタルマーケティング初心者から実践者まで、幅広い層に役立つ内容となっていると思います。

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