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「好きなことだけやって生きていく」っていうのは、日ごろの小さな心がけ次第だと思った:『「好きなことだけやって生きていく」という提案』

最近、「好きなことだけやって生きていく」という言葉をよく耳にします。

しかし、本当にそんなことができるのでしょうか?

角田陽一郎さんの著書『「好きなことだけやって生きていく」という提案』は、この疑問に正面から答えようと試みた一冊です。

今回は、本書から学んだ3つの視点をご紹介します。


大前提「好きは自分で作るもの」

この本の中で、角田さんはまず、「好きなことを仕事にできてない人は、好きなことに縛られている人」という衝撃的な言葉を投げかけてきます。

多くの人は、好きなことを仕事にするのは難しいと考えているのではないでしょうか?

また角田さんは、「好きなことだけやって、生きていくことなんてできないと思っている人も、好きなことが見つからないという人も、夢=好きなことと言う考えに縛られすぎている」とも指摘。

確かに「夢」というと、漠然とした大きな目標をイメージしがちです。

しかし夢を「今叶えたい好きなこと」と捉え、小さなことからでも好きなことを増やしていけば、夢は必ず叶うと、角田さんは語ります。

そして、「好きなことを仕事にできてる人は、好きなことを創造できる人」と述べ、好きなことを仕事にするためには、まず自分の好きなことを増やすことの大切さを説いています。

また、「努力が報われると思う人はダメ、努力を努力だと思っている人は大体間違い」と断言。

これは、努力すれば必ず成功するとは限らないという現実を突きつけると同時に、努力することよりも好きなことにフォーカスするべきだと主張しているように感じました。

見えないつながりを探し当てる

著者は『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』という本がヒットした理由について語ります。

それは、さおだけ屋と会計という「一見何の関係もないものが、実はつながっている」という驚きを与えたから。

ここでは、一見関係のないものが実はつながっているという「見えないつながり」を見つけることの重要性が説かれています。

そして、「自分にとって嫌いなこと」も、自分にとって好きなことや興味を持っていることとつなげる「自分ゴト化」の作業を繰り返していると、自然に嫌いなことと好きなことを結びつけられるようになり、楽しく取り組むことができます。

「自分ゴト化」を習慣にすることによって、自然と知識が増え、好きなことがどんどん増えていきます。

具体的な例として、角田さんが挙げていたのが「選挙」。

選挙は政治に関する話題ですが、経済、歴史、社会情勢など、さまざまな分野と密接につながっているため、選挙に関心を持つことで幅広い知識を身につけることができます。

(いままで選挙についてほとんど興味がなかったですが、勉強しはじめようかなぁ…)

おもしろい文章のコツ

自分の好きなものや興味深いものを見つけたら、それをシェアすることによって、記録だけでなく他の好きなものにつながる可能性もあり、さらには人々に驚きを与えれるかもしれません。

そのときに大切になるのが、伝え方を工夫し、おもしろい文章を書くこと。

著者は、おもしろい文章を書くためのコツについて解説しています。

その1つ目は、気に入った文章を模写することです。

おもしろいと感じた文章をノートに書き写すことで、その文章の特徴や表現方法を学ぶことができます。

2つ目のコツは、𝕏(旧Twitter)のつぶやきをつなげることです。

𝕏で日々の出来事や思ったことをつぶやくことで、文章を書くためのネタを増やすことができます。

また、複数のつぶやきを繋げることで、長文を書く練習にもなります。

されにとっておきは、内容が異なるつぶやき同士をつなげ、意外性を演出することです。

まとめ

「好きなことだけやって生きていく」という提案』は、好きなことを仕事にするためのヒントがたくさん詰まった一冊です。

この本で語られているのは、単に好きなことを仕事にするというだけではありません。

これまでの常識にとらわれず、好きなことを自分から作っていき、見えないつながりを見つけ、おもしろい文章を書くためのコツは、仕事やプライベートにおいても役立つ考え方だと思います。

まだ自分の好きなことが分からないという人でも、この本を読めば、きっと何かしらヒントが見つかるはずです。

この本を読んだあとは、自分の好きなことを見つめ直し、それを仕事につなげるための具体的な行動を起こしたくなるような気持ちになりました。

人生に虚無感を感じている人にとって、目が輝きはじめるキッカケになると思います。

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