赤なし麻雀の勝ち方~てふリーグ(私設リーグ)全8節の振り返り~
ども!鳳東のうさぎさんです!
本日は10月31日なので軽く10月の麻雀の振り返りを記しておきます!
天鳳!
上東6-2-3-0 特南0-2-0-4 鳳東8-13-9-10 鳳南6-1-3-4
全部で71戦しか打ってない…
雀魂!
雀傑2になりました!124戦中120戦ぐらいが今月の打数です!
マーチャオ!
今月はめっちゃついてたのもあって全国レートランキング9位まで上がってました!
レートの傾斜は1位から順に(+5)-(+1)-(-3)-(-7)で、1位まで後20なので来月は8ヶ月ぶりの全国1位目指して頑張ります!
(8ヶ月前の過去ツイ)
さて、昨日は本長浩斗プロ主催のプロアマ混合の私設リーグの「てふリーグ」の最終節でした!
状況を簡潔に説明するとこの記事で取り上げるのは全8節の最終戦の16戦目で、8人の内上位2人は昇格、下位2人は降格というシステムです!
ルールは赤なし東南戦で、オカが無く、ウマがワンスリーの収支戦です。(だから1着順の価値がどれも等しく20000点相当です!)
自分としては、赤なし麻雀は学生時代に学生麻雀連盟に所属していた頃に数百戦ほど経験していて、社会人になってからもKBRなどで赤なしを打つ機会があっていつも勝ってたので相当自信がありました!
赤ありと赤なしで変えるところはいくつかありますが、主に次の3つを自分は心がけています!
①副露手の打点が読みやすい
赤ありだと使いやすい5がドラとして入っているため、打点のレンジが予想しづらいですが、赤なしの場合はドラが表ドラの四枚しか無いため、打点が予想できることが多いです!
例えばヤオチュー牌がドラの時に喰いタンの仕掛けをしている人がいたら、その人は高々タンヤオ三色の2000点だと予想できます。
また中チャン牌がドラだとしても自分からドラのありかが見えている場合も副露の打点を容易に想像することができます!
②鳴き手リャンハン役が強い(リーチも強い)
①の通りドラが無いと打点が作りにくいため、赤ありよりも手役を重視して打つことが増えます。特にホンイツやトイトイは鳴いてリャンハン、役牌等を絡めれば5200以上の手に仕上がるのでリャンハン役は赤ありよりも狙うことが増える気がします!
③形式テンパイ料が強い
赤ありに比べて赤なしは平均打点が低いためテンパイ料の3000点が相対的に高くなります!また、仕掛けは打点が推測できるためノーテンになるぐらいなら仕掛けに1000点を放銃した方がマシなシーンも赤ありに比べてかなり多いです!
これを心がけておけば赤なしは勝てます!
話は戻って、最終戦のポイント状況をまずはチェックしていきます!
??「これを心がけておけば赤なしは勝てます!」
自分は現状8人中7位でこのままだと降級っていう崖っぷちですw
ちなみに同卓メンツは表のオレンジの4人と青の4人なのですが、例えば同卓者の田中プロ(=北越せっぷさん)をまくるためには70.5pt差のため、2着順差なら素点で30500点差を、3着順差なら10500点差を付ける必要があります!
したがって、現実的な降級回避は自分がトップで、田中プロもしくはウルトラ立直さんをラスにするっていう感じですかね。
あとは別卓の水沢プロと21600点差なので、素点にもよりますが水沢プロよりも1着順上なら降級回避です!ただ、2つの対局は同時に行われるので別卓の様子は対局が終わるまでわかりません。したがって、自分がトップが無理な場合は1つでも上の着順を目指すことが目標になります!
ちなみに今回の対局は降級したら第2回てふリーグに呼ばれないという心持ちで臨みました!(終わった後主催者に聞いたら実際はそんなシステムはまったくなかった)
これを踏まえて最終対局のハイライトを、対局終了後の検討で割れたシーンにフォーカスを当てながらふり返ってみようと思います!
当日は何も思わなかったけど九段VS九段VS十段VS天鳳位って結構エグいな…
あと書き忘れましたけど、この麻雀は不特定多数相手じゃなく他の人たちにもそれぞれ条件があるため普段と違う展開が予想されるのは念頭に置いてました!ついでに同卓者は実力者ばかりなのでいつも通りリーチしてもあまりあがれる気はしないとはふんわり思ってましたね。(もちろんリーチするべき手はちゃんとリーチするんですけどね)
東1局
何切る!
検討の候補ででたのは打5pまたは打7p。
打7pのメリットはツモ4p時に345pのイーペーコー目が残ることですね!
ちなみに自分は2人の9p切りが早いことから7pの感触がいいと判断して打5pとしました!(あと4pが場1なのでイーペーコーになりにくいのもちょっとだけあります)
まあどちらにしろそれぞれの選択の優劣のポイントを抑えておくのが大事かなと思います!
下家3mポン打9m
何切る!
もちろん自己都合なら5mなんですが、自分は7pを切りました!
というのも下家の手役を考えたときに、河的に通常の河では無いため下家の手役はおそらくホンイツ(チンイツ)かトイトイかまれにあるかなり早いタンヤオ(ドラの2s見えてない)。
そうなるとどのみち5mは危険と判断して自分は5mを止めて7pを切りました!
ただ7pを切ると2m3pツモ時に痛いのと、所詮序盤の1副露なのとでこれぐらいなら5mを切るという人も多かったです!(意見は半分半分ぐらいでした)
ちなみに自分はこういうとき「わからんということがわかった」っていう結論は大切だと思ってて、それぞれの選択の優劣を抑えた上で圧倒的一択じゃないってことさえ抑えておけばまあいいやって思うようにしてます。
ちなみに下家の手はこんな感じでした!
これは読めない…
ちなみにこの局は終盤に対面の本長プロが4000オールをつもりました!
東2局
リーチを受けてドラドラチートイツのシャンテン。
安牌ゼロなのでシャンテンにとるとして2p2s7s8sの比較で、2pが通れば5pも通るのでここは全員一致の打2p。
7mはスジとはいえ、シャンポンカンチャンペンチャンに当たりうる7m、ドラが9mなのもあって嫌ですが自分がドラドラにつき渋々押しました。
もしドラ0のチートイツシャンテンなら降りる人の方が多かったです!
最終形愚形確定&無筋最低でも2枚押し確定の受け入れ狭いシャンテンにつきギブアップ。これもみなさん同じでした。
なんか聴牌したので切るなら自分で2s切ってるから当然2m単騎なのですがリーチとしました!
平場の対局ならダマからの58s引きでリーチイーペーコードラドラの両面リーチの手変わりを待つこともありそうですが、冒頭にも述べたとおり下家とはトップラスを決めたいため打点上昇重視のリーチとしました!ツモ裏裏の倍満にしたい!
はい。
東4局
超勝負手配牌!
しかし、全く手は進まず3段目に。
実践ではこの2mをチーし損ねて「やらかした!!」ってなってました!が、結論としてはチーしなくて良かったと思います。
まずチーのメリットですが、これって実はチーしてもチーしなくてもツモ番は残り2回で変わらないんです!これによってどういう恩恵が受けられるかというと、もしチーしなかった場合は上家のハイテイで切られる牌を鳴いてテンパイをとることができないんですが、チーすると自分がハイテイのため上家から鳴いてテンパイを受ける抽選が1回分増えるんですね!(伝われ!)
なので鳴くなら2mチー打8sなのですが、現状8sは1枚見えて受け入れロスが1枚しか無く上家は安牌でない2mを切り出しているため上家はテンパイ濃厚。したがって7sのチー抽選が1回増える(赤なしはテンパイ料偉いからテンパイ維持で7sなら切ってくれそう)につき、鳴いた方が得だと実戦中は思ったのですが、逆に言えば8s1枚ロスしてる&一応8sポンも無くはないから今回は鳴かなくて良かったという結論で落ち着きました!(もし8sが受け入れに関係ない安牌とかなら2mチーした方が絶対得です!)
でもこういう2mチーの選択肢が思い浮かばないと、自分のテンパイ率が変わってくるので、発想としては持っておいた方がいい選択だと思います!
南1局
何切る!
これみなさんに聞いたら大半の人が打7pだったんですけど自分はリャンシャンテン戻しの打4sとしました!(物議を醸しましたw)
以下、自分の選択理由を簡潔に書いていきます。
まず冒頭にも述べたとおり自分は北越せっぷさんもしくはウルトラ立直さんとトップラスを決めたい局面です。もし打7pとした場合はかなりうまくいってリーチ中裏の5200点だと思うんですけどそれだと全然決定打にならないんですよね。
したがって、自分はドラの白を使ってドラ単騎チートイツの跳満(裏裏で倍満)の方が決定打になると思ってチートイツを残すシャンテン戻しの打4sとしました!(36sが4枚枯れてるという要素も大きかったです、ピンズは場に高いけど横伸びで2メンツになることもありそうだし!)
ちなみにこれ、秒で裏目りますw
常人ならここで1sと中のシャンポンリーチを打っている~
このあとドラの白も3枚枯れてチーテンを余儀なくとらされますw
すると対面の親も7pをチーします。
対面はさすがにホンイツ(チンイツ)ですね。
そして出る中!
ロンじゃなくてポン!
これは両サイドの2人は降り模様なので、1000点をロンあがりするよりポン打1sとした方がテンパイ料で差を縮めることができると考えました!
対面の本長プロはリーグ戦の条件的に連チャンする必要がないため最終手番でテンパイを崩して結局この局は一人テンパイの+3000点で終えることができました!冒頭でも述べましたけど赤なしの形テン料はでかい!
結果的にここで手なりで打ってリーチ棒の1000点を出さなかったのが後々いきてきますw
南2局
この配牌をもらって「九蓮宝燈の5シャンテン配牌キター」って配信で叫んでますw
局面的に打点がいるのでここは思い切ってチンイツに寄せます!
九蓮宝燈あるのでは?
チーして8000点でも自分的にしょっぱいと感じたのでここは魂のスルー!
テンパイ!
36m待ちのチンイツイーペーコーでダマ出あがりなら12000、ツモなら16000。
局面的にリーチしたら99.9%出てこないのでさすがにダマにしました。
手変わりのツモ7m。
これ何切って何待ちかわかりますか?
4m切れば56m待ち、5m切れば14m待ちなのはすぐわかったんですけどイーペーコーに囚われすぎて1m切れば256mの3面待ちになることに気付けませんでした…俺は(形に)弱い。
ただ幸いにも2mは全枯れだったので気付けてても結果は変わりませんでした、バカヅキ!w
待ち取りは待ちの枚数が一番多い打4mの56m待ち(5枚)としました!
2m全見えだけど国士無双っぽい人が二人いるんで1m待ちに期待できないというのもあります!
倍満をあがり逃していく~~~~
若干めまいがしましたがここは落ち着いて…
リーチ!
これはあがり逃しにぶちギレてリーチ!
ではなく、これリーチすると次につもれば
リーチ一発ハイテイツモイーペーコー清一色
の11ハンで確定で3倍満になるんですよね!
ここでリーチ棒を出すことで打点が16000点→24000点になるわけだからここはリーチの一手だと思います!
今回みたいなリーチ一発ハイテイの3ハンで倍満が3倍満になる機会ってたぶん四麻やってたら数年に1回しか来ない局面なんで、なんとなく打点充分って理由でダマを続行しそうになったんですけど、ちゃんとリーチの選択に気付けて良かったです!
山2…(泣)
南3局
何切る!
ってかこんなん普通に打ってて8s以外切ったことないですよねw
自分は3m切りました!(物議を醸しましたpart2)
これも先ほど同様自分は脇2人のどちらかとトップラスを決めたいので打点が欲しいと思ったわけです!したがってメンタンチートイツを残す打3mとしました!
もちろん3mを切ると最終形が愚形確定するんですけど、実はこれ8sよりも3mを切った方が受け入れ枚数は多いんですよね!(打3mは14mの7枚ロスに対して打8sは457sの9枚ロス)
さらに場を見ると自分から6sが4枚見えで457sの感触が相当良いから、メンタンツモチートイあがれそうに見えませんか?w
あと仮に打8sとして47p埋まりの14mリーチの6000点程度をあがったとして、連チャンはできるけど次の局にまた手が入るとも限らないし(通常は25%であがれるけど今回は全員が自分の親番を流しに来るから体感20%ぐらいしかあがれなさそう)、仮に手が入ったとしてそれがトップの決定打になる満貫クラスなのも50%もないだろうから、もろもろ考えると次局に賭けるのって相当望みが薄いと自分は思っちゃうんですよね~
なのでここは一撃必殺を決めるべく打3mとしてみました!
最初は全員に「3m切りはやりすぎじゃね?」って言われたんですけど、上の理由を説明したら打3mが有力みたいな感じになってちょっとほっとしましたw
ちなみに対面に1000点あがられて親は流れました(泣)
南4局
ついにオーラスです!自分は満貫ツモで3着、跳満ツモでトップなので全力で跳満ツモ狙いなんですが何切る!
自分は打1pとしました!
この手で跳満狙うなら一通、456三色、456mイーペーコー、タンヤオなどが見えるんですけど、この中で一通に関しては最終形がだいたい愚形&タンヤオが絡まないので一通を見切って打1pとしました!
ところでこの局のウルトラ立直さんの予想できる挙動としては、僕にハネツモされてトップラスをとられるとまずいから序盤はあがりには向かうけど流局間際になるとだいたい伏せるみたいな感じなんですけど、実戦中は「頑張って跳ツモ作らなきゃ!え、これ何切ればいいの?おおん?」ってなっててその挙動まで思考を巡らせることができてませんでした…俺は弱い。
結局跳満は無理そうだったんで道中から形式テンパイ狙いに切り替えることになります。
下家とは2500点差でテンパイ料でひっくり返るから是が非でもテンパイをとりたい局面!状況としては下家が8mチー打中、対面が7pを押してきている。上家は降り模様。6p2枚飛び。何切る!
自分は残り1枚の9pポンを見据えて打4pとしたかったけど、手出しを挟むと(下家はマンズホンイツで7p持ってなさそうだから)上家が持っているであろう7pを鳴けなくなると思って6pツモ切りとしました!自信なし!
裏目っていく~~~
でもここは落ち着いて9pポン打8p!まだチャンスはある!
テンパってくれ…!
キター!
なんとか3着に滑り込むことができました!
あとは別卓の対局結果待ちだけど、冒頭でも言ったとおり自分の降級回避条件は水沢プロ(=えいきち@5mfさん)と1着順差条件、つまり水沢プロの4着条件だし、むこうもそれをわかってるはずだから慎重に打ってラスは回避してそうだからだいたい降級したな…降級したらもうてふリーグに呼ばれない(そんなことはない)のか…とか思いながら結果を待ってました。
?!
というわけでかろうじて降級は回避できました!!
もしオーラスのテンパイ料が入ってなかったら降級してただけにむっちゃ嬉しかったです!!
さて、最後に今回のリーグ戦を通じて自分が感じたことをまとめていきます!
まず、自分はプロじゃないから普段リーグ戦で戦う機会なんてほとんどなかったんですけど、今回やってみて麻雀プロは半年ぐらい掛けて短期決戦で昇級降級がかかっているってことは、もし降級したらめっちゃ悔しいだろうなっていうのを実感できたし、それがまたリーグ戦の面白さだなとも思いました!
今回のリーグ戦で自分の良かったことは、短期戦でプレッシャーのかかる中(普段の天鳳やフリーは無限に打数打てるからこの類いのプレッシャーを感じる機会はあんまり無い)、緊張しながらも自分のベストパフォーマンスに限りなく近い打牌を自分なりに反映できたことですかね!
こうしておけば良かった~~って感じた打牌が全くなかったわけではないけど比較的少なかった気がするので、この感覚を大事にしていきたいと思いました。
今回のリーグ戦で自分の悪かったことは、条件やルールをちゃんと把握できてなかったことですねw
これは自分の悪いところなんですけど、麻雀って大抵、より良い着順さえとっておけばいいんであんまり条件を確認することがないんですよね…今回で言うと1着順に20000点の価値があるルールだったんですけど、やってる最中は15000点差だと勘違いして打ってましたw
結果的にリーグ戦の結果に影響しなかったものの、いつか敗退確定のあがりとかやらかしそうなんでルールはきちんと確認しなきゃいけないと感じました!
ちなみにこのてふリーグの最終節の様子(対局のみで検討はなし)は配信で流しているので興味がある人は見てみて下さい!
最後に!こんな長い文章をここまで読んだ麻雀オタクのあなたにお願いしたいんですけど、このnote書くのに7時間+7000文字かかったから労をねぎらう的な意味で下の♡を押していってくれ~。そしたら頑張った甲斐あったってなるからw
じゃあね!