京都CL2022ベスト16 ムゲンダイナデッキを振り返る
はじめまして、ほうたるといいます。
先日開催された京都CLにて8-1にて予選抜けをし、ベスト16に残ることが出来ましたので記念として簡単なデッキ紹介、試合結果について振り返ろうと思います。
拙い文章ではありますがお付き合いください。
ガッツリ解説という感じでは無く、簡単な自戦記のようなものとしてお読みください
目次
・デッキ選択理由
・デッキレシピ紹介
・非採用カードの理由
・当日のマッチング
・最後に
デッキ選択理由
ムゲンダイナを選択した最大の理由は母数が多いであろうミュウVmaxに確実に勝つためです
前評判を見て考えると9戦やれば最低2戦、最大4戦はミュウVmaxデッキに当たりそうだなと感じました
それならそこに確実に勝ち、2~4勝を確保することが出来るデッキを握りたいと思ったのが始まりです
環境予想としては中心にはミュウVmaxを主軸にしたフュージョンデッキと考えており、前回の覇者黒馬バドレックス、白馬バドレックス、3神系統等が食い込んでくるのでは?と予想してました。
そこで1番数が多いであろうミュウVmaxと前回覇者である程度のシェアがありそうな黒馬バドレックスの弱点をつける悪タイプのデッキを使うことに決めました
悪タイプだとムゲンダイナ、ゲンガーの2択になりましたが当日は多くの試合をこなす為、安定感があるムゲンダイナを選択しました。
デッキレシピ
デッキテーマは「ミュウVmaxには絶対勝つ」です
一般的なレシピより入れ替え手段を多少多めに入れてある点が特徴なのではないでしょうか
入れ替え手段を厚くしている理由はミュウVmaxがクロスフュージョンで使用してくるダイナバリア対策というのが主になっています
ダイナバリアが刺さり、動きが止まってしまうとそこから逆転されてしまう可能性がかなり上がってしまいます
なのでハイド悪エネルギー、風船等でベンチにいるガラルファイヤーVに繋いだり、あなぬけのヒモを使用しダイナバリアの効果を打ち消し、ボスの指令やブラッキーVmaxの特性ダークシグナルでバトル場にミュウVmaxを呼び戻し攻撃するという動きを狙えるように構築しています
以下何枚かピックアップして採用理由を上げてきます
・フーパ
後攻1ターン目に相手のバトル場にいるメッソン等の進化前非ルールポケモンを倒したり、ダメージを削った相手のV、Vmaxポケモンを倒す役割を持っています
入れ替え手段を少し厚めにしてることもあり使い勝手は意外と悪くない1枚
・ガラルジグザグマ
1番の役割は3神をワンパンする為のアシスト要員
説明するまでもありませんがMAXドレッドエンド270+かんしゃくヘッド10の280で3神をワンパンすることが出来ます
仮に大きなお守りがついていたとしてもレパルダスVの特性を使用すれば問題ありません
3神対面は3神に構うのであればワンパンすることが必須なので雑に切らないようにしましょう
他にはガラルファイヤーVのオーラバーン190点では届かないHP200ラインのポケモン(ガラルサンダーV、リーフィアV等)をワンパンするためにも使いました
もう1枚採用していればHP210ライン(具体的には白馬バドレックスV、スイクンV)もワンパン圏内に入れることが出来たので2枚採用にすればよかったなと今は思っています
追記
ジグザグマを2枚にしてワンパンしたいHP210ラインが水タイプしかいないのでスポンジグローブで良くねとなりました
・うねりの扇
メインの使い道はミュウVmaxについているウィークガードエネルギーを山札に戻し、弱点をついてワンパンする為に採用しています
博士の研究でトラッシュするのが確定してる時以外は雑に使わずタイミングを見極めなければなりません
ミュウVmaxを倒すタイミングで1枚使いウィークガードエネルギーを剥がして確実にワンパンします
ウィークガードエネルギーが2枚ついた場合はそのミュウVmaxに使うのではなく、裏のミュウVmaxのウィークガードエネルギーを剥がすのに使います
ミュウ対面以外ではエネルギーを戻し、相手のテンポロスを誘う使い方がメインになります
白馬スイクン対面等といった全く刺さらない対面も多々あるので1枚でも良かったがこのデッキのコンセプト的に2枚採用
・エリカのおもてなし
現代のポケカではベンチ含め5、6匹ポケモンが並ぶことが多く、大量ドローが見込めます
クロバットVの特性ナイトアセットで手札を6枚にする→ハンドを1枚以上消費する→エリカのおもてなしを使用することで最大12枚ドローすることが出来ます(ムゲンダイナミラーであれば最大15枚ドロー)
2枚採用も考えたが相手依存のカードのため1枚採用に
非採用カードの理由
構築の段階で採用を検討しましたが採用を見送ったカードを紹介します
・フーパV
ムゲンダイナの弱点をついてくる天敵連撃ウーラオスVの弱点をつける新カード
調整段階では1枚採用していましたが技を打つことがなくただの置き物にしかならなかった為不採用
ウーラオス対面の勝率を上げるためには有効なカードだがその為にエネルギー付け替えの枚数を増やしたり、キバナを採用するなど構築をフーパVに寄せなければなりません
その枠を準備するくらいなら使用者が減少し、厳選された猛者しか使わないであろう連撃ウーラオス対面は切った方がいいと思ったため不採用
・ウィークガードエネルギー
ムゲンダイナの弱点を消すために採用を検討
しかし多くのデッキに採用されやすい闘タイプてあるガラルサンダーVはウィークガードエネルギーでは対策することが出来ない点が個人的にはマイナス評価
更に今回多くのデッキにうねりの扇が採用されることが予想でき、極力特殊エネルギーを採用したくないと思ったため不採用
連撃ウーラオス対面は切っているためわざわざ弱点を消す理由がないことも不採用にした理由の1つ
キャプチャーエネルギーも採用を検討しましたがうねりの扇で戻され、テンポロスをしてしまうリスクを考え不採用にしました
・冒険家の発見
ムゲンダイナとめちゃくちゃ相性がいい確定サーチカード
持ってくるカードによってボスの司令(ブラッキーVmax)やコルニの気合(クロバットV)にもなれる万能カード
しかし現環境のスタジアム事情は混沌のうねりを使うか、頂きへの雪道を入れるかどちらかを選択するような環境です
雪道を貼られてしまうとボスの司令にもコルニの気合にもなりません
なので雪道を貼られて少しでも止まる確率を下げる為に縦引き出来るサポートを多く採用したいと思った為不採用
しかし確定サーチは強いだけにここは好みの問題だと思います
当日のマッチング
当日のマッチングと簡単に対戦内容を振り返っていきます
細かい対戦内容は間違って覚えている可能性もあるため参考程度に見てください
1戦目
ムゲンダイナ 先行 6-0 勝ち
初戦から絶対に先行を取りたいミラーマッチ
こちらが先行を取ることが出来たが初手が悪く、1枚でも多く引くためクロバットVを特性を使わずにベンチに出してからもう1枚のクロバットVを出し、ナイトアセットを使うという苦しいスタートに
しかしそのおかげで何とかムゲンダイナVにアクセス出来るカードを引くことに成功
その後先行2ターン目のドレッドエンドに繋ぎ、そのまま押し切りました
やっぱりミラーは先2でドレッドエンドが打てるかで勝負が決まるなと感じた試合
2戦目
ガラルファイヤーV入り連撃ウーラオス 後攻 6-2勝ち
相手がバトル場チルット、ベンチにヤレユータンという盤面でターンを返してきたため、すかさずフーパでチルットを倒しサイドを先行
誘う調べチルタリスを立たせなかったからなのかはわからないがその返しの番での相手の動きが鈍くガラルファイヤーVで攻撃しながら最後はムゲンダイナで詰めて勝利
3戦目
連撃ゴリランダーVmax 先行 6-3勝ち
じゃんけんで相手が後攻を選択した時にモクナシダダリン?と予想してただけに意表を突かれました
先行2ターン目にあなぬけのヒモを使用して相手のクロバットVを倒してサイドを先行
その時点でクロバットV→ボルテージビートゴリランダー→モクナシを倒すという2-1-3で取り切るプランを立て、そのプラン通りに試合を進めることが出来ました
4戦目
ムゲンダイナ 後攻 0-6負け
ここでミラー2回目
しっかり相手に先行2ターン目にドレッドエンドを打たれ押し切られる
やっぱミラーは先行2ターン目にドレッドエンドを打てるかでほぼ勝敗が決まる
5戦目
白馬スイクン 後攻 6-2勝ち
ここらへんから緊張してくる
白馬バドレックスVを先に倒してあとはスイクンVを倒して2-2-2で取り切るプランで戦った記憶があります
因みにポケモンが5匹以下になると白馬バドレックスVmaxを2パンすることが出来ないため進化される前に倒すことを個人的には推奨しています
特に雪道スタンプ後は5匹以下になりやすいです
しかし5匹ドレッドエンド150+6匹ドレッドエンド180点出すことが可能なので白馬バドレックスVmaxを2パンすることはできます
しかしスイクンVならタフネスマントが着いていても5匹ドレッドエンド150+4匹ドレッドエンド120で事足りる上に要求値が少なく2パン出来るのでわざわざ白馬Vmaxを相手にする必要はないのかなと感じています
白馬対面の答えは出ていません
6戦目
ミュウVmax 後攻 6-2勝ち
ここにきて遂にミュウと遭遇
先行2ターン目に2枚ウィークガードエネルギーが貼られてしまい焦ったことを覚えています
この試合のハイライトは残りサイド1枚で雪道スタンプをされ、引いた1枚とデッキトップがマリィと博士の研究だったことです
前日清水寺に「CLで勝てますように」と参拝しに行きました、その願いを聞いてくれたような引きでしたね
清水寺の加護を受けしっかり復帰しそのまま勝利
7戦目
ガラル3神ザシアン 先行 6-3勝ち
先行2ターン目のドレッドエンドでバトル場にいたザシアンVに180ダメージしか与えられず不安な立ち上がりに
しかしオルタージェネシスGXの返しのターンにガラルジグザグマを絡めてワンパン、裏のVポケモンを倒され捲られますが最後は相手のエネ加速は間に合ったがボスの司令にアクセス出来ず、勝利
8戦目
ミュウVmax 先行 3-0投了勝ち
今回2戦目のミュウVmax対面
相手のミュウについたウィークガードエネルギーをうねりの扇で剥がし、ブラッキーVmaxのダークシグナルで呼び出しワンパン
ベンチに後続のミュウがいないこともあり投了
9戦目
ガラル3神ザシアン 先行 2-0種切れ勝ち
相手の手札が厳しくバトル場がデデンネGXのみの状態で先行2ターン目が回ってきたためドレッドエンドを放ち勝利
このような場面で確実に勝ち切る力は本当に重要だと思いました
最終結果が発表され本戦出場が決定した時に相手の方が「いけますよ、勝ち上がってください」と声をかけていただけたのは本当に嬉しかったです
本戦トーナメント
1回戦
白馬スイクン 先行 0-6負け
とにかくムゲンダイナVmaxを引くことが出来ず、どんどんジリ貧状態に
途中手札にポケモンがある状態でポケモン通信をトップから引いた場面があったが既に盤面は劣勢状態で手札にドローが出来るカードも無く、ここでムゲンダイナVmaxを持ってきても巻き返せないと思ったため為、クロバットVを持ってくることを選択
ナイトアセットからドローサポート、ムゲンダイナVmaxなどにアクセスしぶん回すのが唯一の勝ち筋だと思い、その勝ち筋を追ったがクロバットVで何も引くことが出来ず、そのまま敗戦
最終盤ムゲンダイナVmaxを引くことが出来たが時すでに遅し
予選ではこのようなことは無かったため、対戦後は「10戦やれば1回くらいこうなるよな、配信卓に呼ばれてなくて良かった、呼ばれてたら放送事故だよ笑」と笑うしかありませんでした
最後に
ここまでお読みいただきありがとうございます
結果として予選でミュウVmaxに2回当たり、最低2回は当たるという想定通りになりました
そしてその当たった2回はしっかり勝つことが出来たのでデッキのコンセプトは果たせたのではないでしょうか?
今回来年開催されるJCSの優先参加権をゲットすることが出来ました
その時にまた本戦に進み、今度は勝ってより良い結果を残せるようにこれからも頑張っていきたいと思います
最後までお読みいただきありがとうございました